名張市議会 > 2021-03-24 >
03月24日-07号

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  1. 名張市議会 2021-03-24
    03月24日-07号


    取得元: 名張市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    令和 3年第397回( 3月)定例会         令和3年名張市議会第397回定例会会議録 第7号              令和3年3月24日(水曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第7号           令和3年3月24日(水曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議案第 1号 令和3年度名張市一般会計予算について    議案第 2号 令和3年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について    議案第 3号 令和3年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について    議案第 4号 令和3年度名張市国民健康保険特別会計予算について    議案第 5号 令和3年度名張市介護保険特別会計予算について    議案第 6号 令和3年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について    議案第 7号 令和3年度名張市国津財産区特別会計予算について    議案第 8号 令和3年度名張市病院事業会計予算について    議案第 9号 令和3年度名張市水道事業会計予算について    議案第10号 令和3年度名張市下水道事業会計予算について第 3 議案第11号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第12号 名張市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第13号 名張市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について    議案第14号 名張市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について    議案第15号 名張市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について    議案第16号 名張市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第17号 名張市コミュニティバス運行条例の一部を改正する条例の制定について    議案第18号 附帯控訴の提起について第 4 議員提出議案第2号 名張市議会政務活動費の特例に関する条例の制定について第 5 議員提出議案第3号 名張市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について第 6 議案第29号 名張市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第30号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について第 7 議案第31号 令和3年度名張市一般会計補正予算(第1号)について    議案第32号 令和3年度名張市病院事業会計補正予算(第1号)について    議案第33号 令和3年度名張市水道事業会計補正予算(第1号)について第 8 議案第34号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて第 9 議案第35号 人権擁護委員の推薦について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      森脇 和徳   細矢 一宏      三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎   川合  滋      福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       森上 浩伸   教育長       西山 嘉一       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       総務部理事     田中 浩之   統括監       田中 克広       地域環境部長    宮崎 正秀   市民部長      牧田  優       福祉子ども部長   森嶋 和宏   産業部長      杉本 一徳       都市整備部長    谷本 浩司   上下水道部長    山森  幹       教育次長      手島左千夫   市立病院副院長   飯田 玲子       市立病院事務局長  吉岡 昌行   市立病院経営改革担当監           消防長       中野 博明             中西 優輝   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        吉岡 恵子   総務係長      川本 千佳       議事係長      岡田 順正~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長常俊朋子議長席に着く) ○議長(常俊朋子) 皆様、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1   会議録署名議員の指名 ○議長(常俊朋子) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において森岡秀之議員幸松孝太郎議員を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2   議案第 1号 令和3年度名張市一般会計予算について  議案第 2号 令和3年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について  議案第 3号 令和3年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について  議案第 4号 令和3年度名張市国民健康保険特別会計予算について  議案第 5号 令和3年度名張市介護保険特別会計予算について  議案第 6号 令和3年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 7号 令和3年度名張市国津財産区特別会計予算について  議案第 8号 令和3年度名張市病院事業会計予算について  議案第 9号 令和3年度名張市水道事業会計予算について  議案第10号 令和3年度名張市下水道事業会計予算について ○議長(常俊朋子) 日程第2、議案第1号から議案第10号までの10議案を一括議題とし、予算特別委員長の報告を求めます。 予算特別委員長。  (議員坂本直司登壇) ◆予算特別委員長(坂本直司) 予算特別委員会に審査を付託されました議案第1号から議案第10号までの令和3年度名張市一般会計予算、各特別会計及び企業会計予算につきまして、審査の概要とその結果についてご報告いたします。 今期定例会に提出されましたこれらの予算につきましては、去る3月2日の開会日に上程され、審査については3月11日の本会議において質疑が行われた後、議員全員で構成する予算特別委員会が設置され、これに付託の上、細部の審査を行うこととなり、総務企画委員長のゆえをもって私が予算特別委員長を務めさせていただくことになったものであります。 予算特別委員会は、3月12日、15日、16日に開催し、12日は総務企画委員会所管分を、15日は教育民生委員会所管分を、16日は産業建設委員会所管分の質疑を行った後、採決を行いました。 令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で個人市民税や法人市民税の大幅な減収が見込まれる中、高齢化の進行に伴う社会保障経費や公共施設の維持管理経費等の増加により極めて厳しい予算編成が危惧されたため、さきの12月定例会に都市振興税の延長を決定し、さらに職員人件費の削減や行政改革の取組、併せて市立病院の経営改革に取り組むことにより、持続可能な地域共生社会の進化、発展につなげていく予算としたとの報告を受けました。 この予算の主な内容といたしましては、一般会計では三重とこわか国体の開催経費や6次産業化事業への補助金のほか、病院事業会計への繰出金などであります。 また、特別会計では、東山墓園造成事業で合同追悼所の整備経費などを計上、国民健康保険並びに介護保険事業では保険給付費や事務費などの計上であります。 また、企業会計では、病院事業会計は婦人科外来の整備のほか、医療機器等の購入費用、看護専門学校の施設改修工事など、水道事業会計では長瀬浄水場や青蓮寺ポンプ所電気設備更新工事や年次的に進めている送配水管更新工事など、下水道事業会計では中央浄化センター共同汚泥水処理施設整備工事委託下水道ストックマネジメント実施計画業務委託農業集落排水施設機器更新工事など、所要の予算措置が講じられたものであります。 次に、予算特別委員会における主な質疑の内容でありますが、質疑の重複、要望事項あるいは執行機関の答弁につきましては、議員全員で構成されております特別委員会であることから省略させていただきますことをご了承願いたいと思います。 まず、総務企画委員会所管分におきましては、地域活力創生事業地域おこし協力隊について、個人番号カード交付事業、いわゆるマイナンバーカードの普及率などについて、また防災対策費のハザードマップ作成について、職員研修費についてどのような研修費が計画されているかなど、歳出予算を中心に質疑がありました。また、人件費抑制を目的として民間委託を進めてきたが、委託料が年々高くなっており見直しが必要ではないかとの意見がありました。 次に、教育民生委員会所管分におきましては、民生費では地域資源コーディネート機能強化事業のリンクワーカーの養成について、教育費では小・中学校コンピューター管理費について、中学校管理費老朽施設解体事業の内容について、桔梗が丘中学校の防犯対策や安全対策についてなどの質疑がありました。 また、介護保険特別会計では、介護保険料の見直しと保険料増の要因について質疑がありました。 次に、産業建設委員会所管分におきましては、商工費の地場産業振興事業についてこれまでの実績などの質疑のほか、みえ森と緑の県民税市町交付金事業についての質疑がありました。 土木費では、道路維持費や一般道路整備事業の委託料に関する質疑や空き家リノベーション事業について、下水道事業会計では中央浄化センター増設事業について質疑がありました。 以上が主な質疑の内容であります。各常任委員会所管分の質疑が終了後、討論は本会議において行うこととし、採決をいたしました結果、議案第1号及び議案第4号から議案第6号までの4議案については賛成多数をもって、また議案第2号から議案第3号まで及び議案第7号から議案第10号までの6議案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、予算特別委員会での審査結果の報告といたします。 ○議長(常俊朋子) 予算特別委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま柏 元三議員から議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算についてに対する予算組替え動議についてが提出されました。 所定の賛成者がありますので、動議は成立しております。 お諮りいたします。 この際、本動議をただいまの議題と併せて議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、この際、本動議をただいまの議題と併せて議題とすることに決しました。 提案理由の説明を求めます。 柏 元三議員。  (議員柏 元三登壇) ◆議員(柏元三) 自由クラブの柏 元三でございます。 本動議は、名張市一般会計予算に対する組替えを要求するものであります。 提案者は4人おります。自由クラブの山下 登議員、木平秀喜議員、そして私、柏 元三、それから無会派の三原淳子議員の4人でございます。 この令和3年度当初予算になぜ私たちがこのような動議を出したのかということについて説明させていただきます。 この令和3年度当初予算は2つの大きな問題が内蔵されております。1つは、コロナ禍の影響に対する対応と備え、対応は国からの予算がありますが、名張市としての備えがほとんどなされていないということです。 それからもう一つは、財政改革、これに対する意識がほとんど見られない。このような2つの問題を考えた上で組み直してほしいという要望であります。 この新型コロナウイルス感染対策と財政改革は別々の2つの課題であります。しかし、来年度、令和3年度に限りましては全く1つに重なっていくような課題であります。もしもこの財政改革を断行しなければ、コロナ禍社会ポストコロナ禍社会も乗り切ることはできないと覚悟すべきではないかと思っております。よって、令和3年度は通常の予算編成から頭を切り替えて、非常事態に備えた予算編成という意識を持つべきです。 まず初めに、名張市の財政問題は対症療法で解決できるような簡単でないことを承知すべきだと思います。そのため、奥深いところに隠れている根本原因について少し述べさせていただきます。 名張市の二元代表制民主主義、今回の都市振興税の議決はこの名張の二元代表制民主主義を壊してしまったんではないかと思っております。名張市は、市長が就任直後の平成14年に財政非常事態を宣言してから18年余り、非常事態は改善されず、改善の道筋さえ見つからない闇の中にいます。 そして、このままでは3年後には財政健全化団体になると議員を泣き落として、都市振興税の延長が決まりました。 市民生活に直接影響を与える重要施策、これを決めるときにはまず市民に内容の説明をして、その上で市民の意見を議員が聞き取りして、その市民の意見に基づいて議決する。これが二元代表制民主主義の基本であります。 しかし、この名張市の都市振興税に関しては、市民に説明はせずに、議員は市民の意見を聞かずに、しかも選挙のときには延長しませんと言っていた議員のほとんどがこれに賛成して都市振興税が決まりました。これは全く主権在民の民主主義の基本を壊した名張版民主主義になってしまいました。 都市振興税、これを決めたときに、私たちは二元代表制民主主義を議論しました。そのときに市長は何とおっしゃったか、市長と議会は市政を運用する車の両輪であると。また一方では名張市財政悪化の全責任は市長にあると言いました。全く矛盾した話ではないでしょうか。この矛盾こそが機能不全に陥ってる名張市の二元代表制を見事に言い当てているのであります。 車の両輪ならば、同じ大きさの輪っかが同じ回転でぐるぐる回って前進する、これが車の両輪です。それに議会という組織がアクセルとブレーキを使い分けて進めたり止めたりする、これが二元代表制民主主義ではないでしょうか。 しかし、これに示されるように、片一方の輪が小さい、しかもさびついて動かない、じゃあどうなるかというと前に進まないです。ぐるぐるぐるぐる同じところを回っている。名張市の財政改革が進まない、同じところを堂々巡りして毎年改革、改革と掛け声だけで前に進まない、これが名張市の現状じゃないでしょうか。 そしてもう一つ、この議会と市長が両輪であるとするならば、前に進まない責任は双方にある。50%、50%でなければ、片方に比重が行ってしまったら前に真っすぐ進まないわけです。ですから、二元代表制民主主義における市政に対する責任は市長に50、議会に50と考えるべきではないでしょうか。 しかし、市長は全責任は私にある、100%ということでしょうか。なるほど、市長がそう思われるのは当然だと思います。それが名張市の現状じゃないでしょうか。私たち議員は本当にこのような責任を負っている自覚があるかどうか、この辺が一番の問題だと思っております。 そして、これを証明するのは、市長が提案する議案は全て可決。これは結局市長が全責任を負わざるを得ない形になってしまっていると思います。 そして、改革をできない一番大きな理由は収入よりも多い支出です。なぜこういうことになるのか、自治体の収支というのはほとんど決まっております、税金で賄われます、ですからほとんど決まっております。その決まった収入の中でどうやりくりして市民サービスの向上を図るか、これが行政のやるべき仕事です。 しかし、名張市の場合は入る金よりも先に使うお金が決まっている、当然足りなくなります。足りなくなったらどうするか、借金で賄うしかありません。しかし、借金でも賄えなくなったらどうしますか、市民に増税をお願いする。結局、何でこういうことになるのかというと、使うことを先に決めてるからではないでしょうか。 歳入は決まっているんですから、ですから先に決まるのは入りであって、それに合わせて出を決める。これが名張市では逆転しております、それで金が足りなくなる。 よその都市ではどうしているかといいますと、名張に限らず政治というのは時代に沿って動きます。昔は必要だったかもしれないものが今必要でなくなったり、昔は考えられなかった施策、事業、これがどんどん発生してくる。これに限られた財源の中で対応しなければいけない。そのためにどうするか。新しい施策に対しては古い施策を廃止して財源を確保するというのが普通のやり方です。多くの健全経営をされている自治体は皆さんそのような努力をしています。 高齢化社会は名張市だけではありません。民生費、福祉に関する費用がどんどん発生している、これも名張市だけではありません、ほかの都市もみんな同じです。それにきちっと対応できていないというのが現在の結果になっているんではないでしょうか。 実は私、12月議会のときに病気で入院しておりました、上野総合市民病院に。ですから、前半の会議には出席できませんでした。しかし、その開会の後、私に友人から電話がありまして、えらい怒っているんです。お前、こんな大事なときにそんなところで寝てる場合か、はってでも出てこいと。何を怒ってるんだと思いましたら、議会で小学生のクラス会みたいな議論がされているとか、出てきて一喝しろと、私にそんな力はありません。 しかし、えらい憤慨して、それは何を言っていたかというと、山下議員が提案したこの都市振興税をやめようという提案に対して、対案を出せと、対案なき反対は無責任だという2名の発言があったというんですけれども、私2名だったか何人だったか確認しておりませんが、退院してからDVDを見ました、確かにそういう発言がありました。  (「もうそろそろ提案をお願いします、端的に」と呼ぶ者あり) ◆議員(柏元三) はい、時間は私に任せてください。  (「端的にお願いします」と呼ぶ者あり) ◆議員(柏元三) 時間は決まっていませんから、思う存分やらせてください。もっともっとやらなきゃいけない大事な問題ですよ。聞きたくないなら出ていってください。 それで、その後、総務企画委員会がありました。総務企画委員会でも同じように対案を出せ、対案を出せ。これが基本的に名張市の大きな間違いなのです、なぜか、間違っていることをやめるというのに対案はないです。  (「修正動議の中身について教えてください」と呼ぶ者あり) ◆議員(柏元三) 中身はもうちょっと待ってください、その中身に大事なことだから話しています。皆さん聞きたくないでしょうけれども、聞きたくない人は言われたくないからです。 それで、どこの自治体もそのようなことでやっている、名張市だけではないというのはこの今の対案を出せの話じゃないですよ、こういう結局は先に出を決めて、そしてそれはもう金科玉条で動かせませんと、そのお金が足りないから増税するんじゃない、増税が駄目というならそれに見合うだけの金をどっかから調達するという対案を出せ。これがそもそも間違いだということを今言っているわけです。それが今度の予算の組替えにつながる大きな根本的な理由なんです。 そして、このコロナ禍社会はもう今まででは考えられない不測の事態が起こる可能性がある、それに対する対応が全くできていません。 それで、どういうふうによその自治体ではやっているのか、まず財政調整基金。これを積み立てることに一生懸命です。財政調整基金を積み立てるために予算を組み替えている自治体はたくさんあります。この財政調整基金、幾ら必要か。平時、普通のときで標準財政規模の10%と言われています。標準財政規模の10%といえば名張市では約16億円になるんじゃないでしょうか。名張市、1億円、2億円でとてもじゃないけれどもこのコロナ禍社会を乗り切れるとは思えません。 ですから、この名張市にこれから提案するのがその財政調整基金の組替えであります。 財政調整基金を8億円、これは都市振興税で入ってくるお金の相当分であります。財政調整基金に8億円を積み増す、そのための予算の組替えをしていただきたい。これがこの動議の趣旨であります。 そして、これを生み出すために何をすべきか、幾つかの提案があります。 その一つが、病院の繰出金を2億円減らしていただきたい。私のほうでいろいろな計算をしてみました。令和元年度までは平成25年度頃からずっと入院患者が5万6,000人から6万5,000人ぐらいの間で推移してきました。しかし、令和2年度から地域包括ケア病棟というのが41床できて、そこに大体平均31床が埋まっている、これが上乗せされているのに令和元年度とほぼ同じぐらいの病床稼働率になっていると。この辺のところ、これはこれから今のコロナ病棟がどういうふうになるのか、それに対する補助金がどうなるのか、これは複雑な問題でありますけれども、病院の予算をもう一度見直さなければいけないと思っております。 それから、補助金、助成金、交付金、委託料。名張市の税収が減っているならば、これに見合った比率でこれらの予算を減らしていただきたい。そしてこの中にはコロナ禍によって自粛する、事業をやらなかった、イベントをやらなかった、そのような事項が含まれているはずです。それをきちんと監査して余剰金は還付していただきたい。もう出したらあとはお任せしますと、もうそんなことをやっているときではないと思います。 それから、明らかに効果が認められない事業費用、これは削減していただきたい。私の知っている限り、議員の皆さんが非常に耳の痛い話をします。二、三年前だったと思います、議会運営委員会が東京近郊のある市に行ったそうです。そこの議員から私の友人に電話があった。おい、名張市議会は改革が進むぞと、何だと言ったら、訪ねてきた議会運営委員会の委員長と議長がある議員の悪口をさんざんぱら言うとった。あれは言われているほうが正しくて言うてるほうが間違いじゃないかという話になったと、その言われたのはお前じゃないかという話だったんです。 私はそういうことは絶対あり得んだろうと、そんな自分たちの恥をさらすようなことするはずがないと思っていました。そして、その後、私が初めて委員会視察に参加しました。議会基本条例の検討委員会です。最後に行った大分市で条例を何本出したという自慢話から始まって、そしてある議員の悪口を言い出したわけです。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員に申し上げます。要領よく簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆議員(柏元三) はい、これを言わないと分かってもらえない。あなたも聞きたくないでしょうけど、聞いてください。 そのようなことがあった後、私が部屋を出た後、大分市の市議会議員から声をかけられました。端的に言うと、あれはないよなという話でした。 早うやれ、早うやれ言うから、産業建設委員会での鹿児島での醜聞はカットします。また機会があればお話しします。 それから、公債費、人件費を除いた全予算、これを2%削減していただきたい。大体3億7,000万円ぐらい出てくると思います。 それから、入札制度を根本的に見直していただきたい。入札制度には、くじ引はやめられましたけど最低制限価格の設定の仕方、あるいはほかにも不適切なことがあります。この不適切の一例が、今日これから最後に行われる補正予算にも出てきています。ですからそのときにそれは指摘させていただきます。 ほかに不要不急な事業を見直して先送りすること、今は必要ではない、将来のためというならしばらくはお休みしたらどうでしょうか。それから、慣例化している事業の見直し。新たな計画は今までやらないで済んでいたと。それならしばらく休止していただいたらどうでしょうか。少なくとも、考え方としては名張市が貧乏な町であり、そして我々がやりたいことが自由にやれるだけの金がないと、これを全員で認識を共有しなければいけないと思っております。 それで提案したいのは、名張市には前例主義、形式主義というのが色濃く残っていると思っております。それが、しかも昭和バブルの時代のまま残っているのも見受けられます。多くの無駄がどこそこに隠れています。無駄というのはお金だけではありません。時間の無駄、仕事の無駄。 それで、割れ窓理論というのがあります。割れ窓理論というのは、子細と思われる犯罪行為、それを見過ごしたままにしておくと大きな犯罪につながると、これはいろいろ説明がありますけど皆さんもうそろそろやめてくれという顔をしていますので端的に申し上げますが、結局小さな不正を徹底的に正すことで大きな犯罪を防ぐことができる。じゃあ、名張にはどう当てはめるか。小さな無駄を徹底的になくすことで大きな無駄を省くことができる。割れ窓理論、これはあらゆるところに活用できる考え方です。 ですから、まずは小さな誰でもやれる身の回りの小さな無駄、これをみんなで探し回ったらどうでしょうか。その運動をすることによって大きな改革につなげていただきたい。無駄遣い見つけたい運動と一応名前をつけましたけど、名張市がまずやるべきこと、そしてこの第一歩、これを今年の予算編成で見直していただきたい。 私の提案理由は以上であります。 ○議長(常俊朋子) これより提案に対する質疑を行います。 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) 修正動議の中身を私はもっと早く聞きたかったかなというふうに思っております。 実は、この修正動議の中身は本日の議会運営委員会のタブレットの配信で私は初めて知ることができました。この当初予算の可否につきましては、市民生活に大きな影響を与えるのはもう明白の事実であります。なぜ、この採決日に、最終日にこのような動議を出されたのか、柏議員のお気持ちをお聞きしたいなというふうに思います。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 福田議員の質問にお答えします。 なぜ最終日に出したか、これは最初から計画しておりました。しかし、予算の内容を聞かなければ分からないのです。どのような考えでこのような予算が組まれているのか、そして予算特別委員会の質疑を終えた後で修正をして提案させていただきました。議会運営上、これしか方法がありませんでした。
    ○議長(常俊朋子) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) 柏議員、初当選されて以来、足かけ7年、議会で我々と一緒に仕事をさせていただいてきました。ということは、議会のシステムをもうすべからくご存じであるべきであろうし、ご存じだろうというふうに考えているところであります。 議会には、多くの役割があります。その中で、私が最大の権限というのは議決権であるというふうに思います。可決か否決か、これが議会の最大の権限であろうと思います。執行部におかれては、否決ということにつきましては、もう当初予算の否決は私は市長の不信任に近いというふうなことを思っております。議会は市民の皆さんから意見を聞いて、そして自分の思いの中で十分に議論をして結論を出す、すなわち議論をして、議決をする。これが議会であるべきだというふうに思っております。 この動議、我々に議決を求めているわけですよね、議決を。私に賛成か反対かの議決を求めているわけですよね。この最終日に出す、しかも修正動議を議運で本日知る。配信された時点で分かるんですけども、十分に議論する時間を、まして当初予算です。緊急動議じゃないです。当初予算の予算説明会は議会開会の1週間か2週間前に開かれているわけです。 しかるに、本日最終日に提出して我々に議決を求める。議会の持っている権限をないがしろにしている。議論する時間を与えない。自分のエゴで議決を求めているように私は感じてなりません。議会を、議員をさせていただいている私をないがしろにしている。このように感じている次第です。 ここで柏議員の意見を求めたいんですけども、長く意見を言われると次に移れないといけませんので、中身について質疑をさせていただきたいと思います。 中身について言うんですけれども、都市振興税を市民に説明せえと言われたんですけど、私調査させていただいて議会の執行部の答弁を見てみたら、納付者ベースでは市民は圧倒的に多いんですけど、納税額ベースでいくと市外の企業及び個人が約半分か半分近くは納税していただいているので、その方々にも説明せなあかんのちゃうの、もし市民に説明するなら。金額ベースで多額な固定資産税を納めていただいてる企業なりがあるわけですから、そこは矛盾してるというふうに、それだけは言わせておいていただきたいと思います。 これを見させていただくと、都市振興税の税収を全て財調に積み立てよというんです。そういうことですよね。私、一般質問で財政について今回質問させていただきましたけれども、そのきっかけは都市振興税なんです。数人の市民の方からむちゃくちゃ苦言をいただきました。先ほど言った納税額の話をすると納得してくれた方も多くおられます。 その意味で一般質問をしたんですけれども、結果は12月議会が終わってお電話をいただいた方があります。福田君が賛成してるんやさかい、ほんまに名張市の財政厳しいねんな。その方はかなりの固定資産税とプラス都市振興税を納められている方ですけれども、厳しいんやなと、私分かったわ。頑張って納税するわ。だから議員として使い道をちゃんと精査して、そしてきちんと使ってや。このように市民の方に言っていただいたんです。 固定資産税だけではなく市民税、たばこ税、市税を納税いただいている市民の皆様は、使っていただくために、名張市をよくしていただくために、市民の生活をより一層よくしていただくために納税しているわけです。 私、総務部長に苦言を呈したことがあったんです。6億円の財調を積み立てることを目標にする。違うで、規定外の納税をしてる間はそれは執行部としては当然、今16億円と言われましたけど、当然その思いは分かるんやけど言うなと。貯金するために市民は納税しているのと違うでと。よりよい名張市になってほしいために納税しているんやで、こういうことであろうというふうに思います。 しかるに、柏議員は8億円貯金せえと。私も一市民として怒りを感じる、そんなことをよう言えんな。しかもこれが動議ではなくて修正案を初日に出していてくれたらこのことについて会派でも議論できる。委員会付託して議員間同士で議論できる。柏議員について認めるべきところは認めなあかんなという部分も出てくる。しかるにこの最終日に出して、たかが僕15分しか質疑ができない。これを何人かの議員がするか分かりませんけれども、せやのに議決を求める、議会の私物化に近いなと私は考えております。 とりわけ病院への繰り出し2億円削減。市民をないがしろにしていると言いましたけれども、私は市民の命もそこに含まれるのではないのか、市立病院の役割は何でしょうか。この私の所見についてご意見があればお願いいたしたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) まず、福田議員の支持者の方、立派な方だと思います。 1つだけ重要なことを私は感じました。私たちの納めた税金を精査してきちっと使うならば、ここのところです。私は精査してると思われないから言っているわけです。2年前から私は入札制度も大分取り上げてやってきております。まだまだ道半ばです。この市民の大事な税金を執行部としては本当に精魂込めて精査しているのか、もし精査しているのであれば、予算や決算に関して私たちがレクチャーしなくても即答できるぐらいのことはできるはずなんです。 私は精査できているとは思っていないということに加えて、私たち議員が予算に関しても決算に関しても質問する議員は限定されている。ほとんどの人が座ったまま議決にだけ参加している、議決が一番大事だからということでしょうが、私たち議員は税金の使い道をきちっと監査してチェックする。これを一番期待されているんではないでしょうか。その議会が自分たちの仕事を怠慢であったら、どんどん間違った方向に行ってしまうのは当たり前のことです。 私たちはこの財政非常事態宣言の後、何をしてきたのか、だから私は福田議員は市民の声をきちっと聞いて、それを議会に反映される、そうだと思います。でも、本当にこの名張市議会がそうなっていると自信を持って言えるでしょうか。 この都市振興税に関してはいろいろな問題があります。そして終わった後、議決の後ですけど3か所で説明会がありました。そのときに皆さん、説明会を見に行きましたでしょうか。本当に見かけた人は数名です、市民の声を聞きにさえ行ってないじゃないですか。 それで、時間がないと、それでもし逆に開会日に私がこのような提案をしたら……。  (福田博行議員「柏議員、執行部にいつも的確に答えろと言っている、的確に答えてくれ」と呼ぶ) ◆議員(柏元三) 的確に答えています、私の思いを、所見を聞かせろというわけだから。  (福田博行議員「私の所見に対する所見……」と呼ぶ) ◆議員(柏元三) 所見を言ってます。 だから、そういうようなことを本当に変えていかなければいけない、その初めにしようというのが私たちの提案なんです。 だから、できないかもしれないですよ、そんな改革なんて今日言われて、明日、はい、やりましたというふうにできるはずはない。でも、前に進む姿勢は我々は持っていかなければいけない。 ですから、いろいろおっしゃった中で、支持者の方々はみんな、公明党の方も若い方の意見として言われました、後世に効率よく使われるならば増税はいとわないと、それは市民の共通の思いじゃないですか。そのきちっと精査して正しく使うということに私たちは応えるべきです。これが私の見解です。 ○議長(常俊朋子) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) 的確に私の所見に対する意見は聞けなかったのかなという。 私は議員をさせていただいて、自分の思いを実現するためには仲間が必要です、その仲間と議論して可決できるような提案をしていくこと、一歩一歩、ゼロか100じゃなくて一歩一歩、議員提案条例も含めて提案して修正して可決していただくように仲間と相談しながらやっています。 否決を前提とした提案なんて、私一回だけ合併のときの予算修正動議を出しましたけれども、実際に修正ありましたけれども、ないです、それだけ言わせてもらいます。 ○議長(常俊朋子) ほかに質疑はございませんか。 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 柏議員の動議にご質問させていただきたいと思いますけども、今提案理由のご説明をいただきましたけども、新型コロナウイルス感染症対策、財政改革も含めてこれから不測の事態に備えて8億円、財政調整基金に積んでおきなさいよというお話でございましたけども、ほかの自治体も躍起になっているというふうな、ただその8億円を積んだとしても市の単独施策として、また超過課税している町にあって財政調整基金をそのまま8億円積み増ししなさいよというのは、福田議員と重複するところでもありますけれどもどうなのかなというふうに私も思っております。 それとでございますけども、いささか無礼ではないのかなと、私もここに座っている議員として柏議員の幾つかの提案理由の中でいささか無礼かなと感じる部分がございましたけれども、3年前の恐らく日刊紙へのアンケートのことを理由に、古証文とは申しませんよ、しかしそれが果たして公約かどうかというふうな部分、誰でも5年間というそのときの設定であるならば誰でもなくしていきたいというように答えるのは当然であって、それを盾にといいますか公約のごときに言われては違うんじゃないのかなというふうに、私は首長選挙のときにはなくしていきたいというようなことは言いましたけども、市議会議員選挙のときのそれを言われるのは違うのかなというふうに思っています。 もう一つは、市民に議員は説明していないじゃないかというふうな形でおっしゃってくれましたけども、いささかこれも無礼だなと。申し訳ないですけども柏議員さんは12月から何名の市民の皆様方にご説明に上がったのか分かりませんけども、私は1,200人の方に会わせてもらいました、1,200人の方に会わせてもらって、議員さん、この都市振興税についてけしからんやないかというふうな話があったのは、その99人説明会に行かれた中の1人の方が市長に意見を言わせてもらってきたというような形で、1,200人のうち1人でした。 だから、グラデーションが私ありますよと、濃淡ありますよとそこを申し上げているわけで、あとの3人の方は名張の連絡所がなくなること、これについて抗議されているお話を伺いましたけれども、ほかの方は1,200人の方の中で私は見受けられなかったなと。 それともう一つ言わせてもらうと、12月議会でクラス会のようだったと、それは柏議員さんのご印象ではなくて柏議員さんの支持者の方がクラス会みたいなことをやってるというような形で言われましたけれども、対案を出せと言うてる議員がおるという、これは私のことだと思うんですけれども、対案を出せと言うてる議員が小学生の議論に見えたのか、提案しているほうが小学生に見えたのか私は存じませんけどもどっちかなというふうに私は思いますけども。私は、対案を出せって当然の話じゃないのかなと思いますけれども。 柏議員にはっきりさせていただきたいのは、都市振興税を12月議会ではご反対なさったんだろうなというふうに思います。反対した上で、それは致し方ないと、決まったことだからというふうな形で財政調整基金へ今回8億円を積み増ししておけというふうな話。その財源としてこの(2)にある下記2の手法によるというふうな形で、これで5つの提案の中、5つの検討すべき項目の中でこれを足せば8億円になるということなのかなというふうな私は計算、こういうふうに書いてあるので、説明書きを読むとそういうことなのかなと思って、2億円は分かりました。4億7,000万円の増収でこれ足して6億7,000万円、あと2、3、4、5を足して1.3億円出てくるのかなと思ったら違うんだと。4番で3.7億円出てくるんだと。これ何ぼ出てくるんですか。もう訳が分からない。 だから、この2番を、その1番の提案に対してこの財源の根拠は2にあるということで①から⑤で8億円というような形なのかなというのがまず1点。それと柏議員、今福田議員もおっしゃっておられましたけども、この動議を出されるということは4名の議員さんは当初予算に反対ということなんだろうなと。当初予算の反対というのは非常に私は重い責任があって、市民から選ばれた市長の予算に対して当初予算を反対するというのは不信任に準ずるものだと思いますけども、亀井市長を認めませんよという形に政治家としては理解するんですけども、その2点、お答え願えますか。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) まず、8億円を財政調整基金に積み増ししてくださいと組み直しをお願いする動議であります。そして、こういうことをしたら生み出せるじゃないかというのが、2以下の項目であります。これだけではありません。後で付け加えましたけど、今やらなければならない、不要不急でないものはお休みすべきじゃないか、そのようなものを全部含めて、私はこれがきちっとできれば8億円どころではないと思っております。 ですから、この件に関しては私たちはちゃんとやれば、逆に言えば私にやらせればできるんじゃないかという、その思いで出しております。 それから、予算編成に、当初予算に反対するというのは亀井市長を認めないということではないかと、これは短絡した考えではないでしょうか。人間にはパーフェクトな人間はいないはずです。私は亀井市長の優れたところは高く評価しております。 しかし、この財政に関しては、いまだかつて非常事態宣言の抜け道さえ見つからない真っ暗なトンネルの中で明かりさえ見つからないわけです。これはここで一番、このコロナ禍の時代だからちゃんと対応すべきじゃないかと。 確かに私たちは都市振興税の増税に反対しました、反対しました。しかし、可決されたならばこれを有効に使うべきじゃないかと。今財政の話でも表面に見えてるところで財政調整基金ばかり言っていますけれども、名張市の借金の多さ、私たちが子や孫の世代に積み残し先送りする借金、これは私たちの責任で一円でも減らしておくべきだと、私はそういう責任が議会にあるんじゃないかと思っております。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 亀井市長の不信任になるのではないかというふうな話で、基本的に議会のルールとしてといいますか、お作法上、思いはいろいろおありだと思いますけども、結果として当初予算の否決というのは基本的には市政に対する不信任。例えば11名の議員が仮に否決という話になったとしたら、恐らく亀井市長は議会を解散されます、そういう重大なことですよというようなことを、7年間議員をおやりになっているからよくご理解いただいているのかなと思ったら、そうでもなかったのかなというふうに私は思わせていただいています。 コロナ禍の中でやらなかった事業というのもたくさん精査できるんじゃないかというような話、国体なんかそうでしょう。しかしやらなければならなかった事業というのも出てきていますからそれはどうなのかなって、プラス・マイナスというか、やらんでいいこともできたけども、不用額も出てきたけどもやらなければならない新しい新規事業も出てきているので一概に不用額が出てくるというふうな形ではないんだろうなと。 柏議員を含む4名の議員さんに、じゃあこれ提案理由の説明で今日書いていただいていますけどこの限りではないと、たくさんあるとかというような形でおっしゃっていて、これ審議のしようがないです。恐らくこれ説明書きといいますか、この今回の動議に出されている原資は下記2の手法による節減額を用いるというふうな形で書いてくれてあるから、普通2億円減額して、ほんで2億円と4億7,000万円が増収になって、ここで6億7,000万円できるんやなと、ほんで残り2、3、4、5で1.3億円できるんかなというふうな話に、私はそう見えたら違うと、4番では3.7億円出てくるようになって、ほんまかいなというふうに私は思うんですけれども。 それと、3番なんて明らかに効果が認められない事業費用を削減する、議会費の旅費などと書いていますけども、視察のことをおっしゃっているのかなと思うんですけども、御会派は4万円というような形で、私ども2万円というような形で言いましたけれども、御会派は4万円というような、これ議会の無駄じゃないのかなと、これも相入れないんじゃないのかなというふうに私は思ってしまうんですが、もう一回、柏議員に1と2のこの関連性でございますけれどもお尋ねしてよろしいですか。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 基本は都市振興税で入ってくる増収分は使わないで財政調整基金に貯金として残してほしい。それがなければこれから何が起こるか分からないことに対する緊急出動ができなくなる。多くの市町がこのようなことでコロナ対策として予算の組み直しを行っております。それは議会に言われてやっているのではなくて、首長が自らそれを進めております。 そして、1と2の関連性、あくまでも財政調整基金の積み増しが予算組み直しの要求であります。それをどのようにして組み直すかというのが執行部のやるべき仕事ではないでしょうか。 ただし、私たちが日頃からずっと考えて名張市政と関与してきている中でこういうことができるじゃないかというのが2以下の5つの項目です。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 端的にそこはお伺いしておかなければならんのかなあと思いますけども、5年間都市振興税を頂いてまいりました。今、さらに3年間頂きましょうというような形で年間8億円というのは増税額になりますけども、今柏議員、先ほど私も申し上げてるんですけども他の市町村というのは今財調を積み増ししていくことに躍起になっている。その積み増ししている柏議員がご存じの自治体で超過課税している町って多分ないと思うんです。超過課税している町で、だからこそ財政という部分をしっかり立て直していかなければならないという形の中で市民にお願いしている中で、多分これもう一遍説明し直さなあかんと思います、柏議員のこれご提案いただいたとしたら。 これ8億円を積んでいくんですよと、積んでいくから皆さん方にご理解いただきたいというと多分大反対だと私は思いますけども、これ柏議員の案、市民の皆さん方に認められると思いますか。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) それは恐らく大半の市民が応援してくれるんじゃないですか、認めるよりも。 というのは、今の話で都市振興税の8億円がなければやっていけないというのをもう認めてしまってるわけですよ。8億円なしでやってみようと、ところが今まで執行部から聞いている発言で金額のこと、これが右へ行ったり左へ行ったりして定まっていないように私は感じています。そういう8億円がなくてもやれると思っている私たちの動議です。やれないと思っている人の……。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員の提案に対する質疑の途中ではございますが、換気のため暫時休憩いたしたいと思います。(休憩午前11時5分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時15分) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) 私からも質問をさせていただきます。 まずは、さきに質問された2人の議員と私もこの時期的な問題については非常に疑問を持っております。提案者の方が提案理由の中、そしてまた議会の中でこれまで述べられた発言を思い浮かべますと、議会制民主主義、殊さら二元代表制のことについては非常に議会というのを重視されていて、そのあるべき姿というのも自分の考えの下で説かれたわけです。 しかしながら、それであるならばこの時期に提案をしていただくと当初予算の市民生活に及ぼす影響性、そして法的なその位置づけを考えると、どうも私はこれは理解ができないということがあります。 再度、この時期に出してこられたことについて質問をいたします。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 同じ答えになりますが、結局今年の当初予算、確かに予算説明会では聞いております。予算説明会では質問の場がないです。一方的に説明して終わりです。我々がこれはおかしいと思うようなところをただせるとしたら、あるいは聞き出せるとしたら議会に入ってからになってしまうわけです。 ですから、この件に関しては私たちはある程度の想像はしておりました、想定といったらいいんでしょうか。結局今までの過去の予算決算、この辺を参考にするとまた同じような形で出るんじゃないかという予測はできますけど、それが確定できるのは議会に入ってからであります。 そして、しかもこの提案は細かく検討しなければいけないような問題ではないと思うんです。単純に都市振興税の増加分を貯金に回してくださいと。というのはこれをきっかけに予算を根本的に見直す改革の一歩にもなるんじゃないかと、これを議論しなければ、調査しなければ分からないと。私は、議員の方々というのは常に365日、名張市の予算決算を頭に置いて、施策を頭に置いて、事務事業を頭に置いて活動しているものという前提でこのような動議を出しました。 ○議長(常俊朋子) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) 私の考えです。我々議員は行政執行をしている方だけに質問をする、またそこの調整だけをするということだけが仕事じゃないんです。最終的にそこは必要になってきます、二元代表制上でそれは絶対必要になってきます。 しかしながら、さきのお二人の議員が質疑をされたように、議員がなぜ市民から複数人選出していただくか。それは多くの違う考えを吸収するためです。ですから、柏議員、また4人の提案者の皆様方がこうだと思っていることが必ずしもその重要性であったり優先順位であったりそれが一致しない、それは当たり前の話ですから、そこを調整してできるだけ賛成議員を多く生んで、そして議決に持っていく。我々は結果をもって市民に意思表示もしなければなりませんし、責任も持たなければならない。そういう考えは柏さんと私は同じなのかなと思います。 ただ、それであるならば、調べられたと思うんですけども、この組替え動議にしても他市で実際に行われて調整をされた日程を見ると、今回のこの日程ではもう不可能です、私の中では。 それともう一つ、実際にこういうふうに提案をするというのを示して提案をするんじゃなくて、組替え動議であったとしても今回この提案された内容、ここの書面に載ってる内容です。これは自治法第97条第2項のただし書に触れる部分があるというふうに私は理解をしてます。それはこれまでの同じような提案に対する裁判所の結審した内容、そこに明記された内容、そして行政の実例のほうです。そこに述べられている項目、これは市長の提案権の範疇で議会が侵してはならない部分とされているところ、ここも含んできてるんです。 先ほど森脇議員のほうから発言があったとおり、私は亀井市長はこれまで議会も非常に重視されているであろうというふうに確信をしていますので直ちにはいかないです。しかし政策的に議会との調整を図る市長のいわゆる一般拒否権、これの範疇であるならば話し合う時間が取れない。そういうふうに思いますし、特別拒否権にさっき私が言わせてもらったように抵触する部分がありますので、これはもし可決されれば市長が議会に対して理由を付して再議にかけると思うんです。 再議をかけた後に、なおさらここで、この議会の場で可決されれば、内容が提案権に及んでいる部分関しては第177条第2項、ここに抵触してきますので解散するまでもないんです。市長は無視して執行できるんです。 そのような内容の提案をしてきたということを私は非常に不審に思ってるんです。なぜわざわざそんなところを明記してきたのか。先ほど柏議員がおっしゃったように議員である我々と同じ直接投票で選ばれた、市民に選ばれた市長です、我々議員もそうなんです。ただ権限は三権分立で分けてお互いのにらみ合い、牽制のし合い、時には協力し合って市政を運営していくという立場のはずなんです。 しかしながら、そこまで侵すというのは私はいかがなものかな。ご存じのとおり、さきの大戦は他国によってそこを侵してしまったがゆえに崩壊された国もあります。ですから、一時的なことでやすやすと三権分立の一画を侵すということは私はすべきではないと思います。ですから、この提案に関しては内容に対してもいかがなものかと感じております。 わざわざなぜそのようなことをこの文面上、確かに議会の議員は提案をするに当たって書面提出しなければならないと明記されています。書面提出した内容が先ほどお答えいただいたように1項目めがどうのこうのじゃないんです。ここに書かれたのが全てなんです。それに伴って市長の専権事項に触れるようなことということを明記されれば、なかなか賛同できる議員というのはいないんじゃないかと思うんですけど、そのあたりの思惑、なぜそういうふうに書いてきたのかを質問いたします。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 市長の提案権の侵害に当たると。おかしなことをおっしゃいますねと。それならば修正動議というのはどうなるんですか。組替え動議も修正動議も議員の権利として認められているものです、それを出す時期が云々ということであればそれは考えようもあるでしょうけど、こういうことで裁判なら受けて立ちます、どうぞやってください。 それから、この三権分立とかいろいろおっしゃってますけど、三権分立じゃないですよね、二元代表制です。そこのところは考え方が違うと思います。 ○議長(常俊朋子) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) おっしゃっていただいてるように、増額、減額、修正案、議会は出す権利があります。先ほど私質問の中で言わせてもらいましたけども、地方自治法第97条第2項ただし書、ここには市長の予算の提出権に触れない範囲で提案することができると書いてあるんです、はっきり明記されています。それに伴って、これまでの判決というのはこの部分は触れるよ、ここは大丈夫だよという指針も司法が出してるんです。 三権分立じゃなくて二元代表制とおっしゃいましたけれども、それは議会制度の問題です。議会と行政の関わりです。国は議院内閣制を取っていますし地方は二元代表制です。しかし国であろうと地方であろうと司法はあるわけですから三権分立です。その三権分立の法をつかさどっている部分、その監視をしている部分がそのような意思を表示しているわけです。 我々は議会人として司法の決断したものというものを根本に考えないと、これ法律、国が決めた法律、法治国家として司法を無視することになりますから、そうじゃない、私はそのように理解をしてるし多くの人がそのように解釈してると思います。 おかしな話じゃないんです、第97条第2項のただし書で提案権を侵さない範囲というふうに明記をされていて、その範囲がどこかを司法が示してるわけです。そこに反してるということを私は指摘しているんです。もう一度、伺います。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 法律に反しているか反していないかは、それは反しているんじゃないだろうかというご指摘は承ります、でも反しているか反していないかは裁判しなければ決めれないことなんです。それを断言して、例えば誰でも知ってる、人を殺したら殺人だと、こういうことは誰でも知ってることです。 それで、司法に忠実であるべきだと、それならば私も皆さんにお願いしたい。今の委員会がやってる委員会視察、地方自治法に反していませんか。このようなことをしている皆さんから、まさかこのような指摘を受けるとは私は夢にも思ってませんでした。 ○議長(常俊朋子) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) 柏さん、それが納得しないんで前回訴訟を起こされたんでしょう。しかしながら、議会の自律権というところで結果が出てるわけです。 私は、そのときだけじゃないです、それまでの司法の判断を見て、ただ私、唯一柏さんと同じ思いは行くからには何かその後の市民に対する、それだけのお金を使わせていただいたわけです、税金を。ですから市民に対してしっかり勉強してきたことを実現をして市民の声を行政に届ける役割、または条例、そして仕組み、これらは生かしていくべきだと考えますし、そのための視察というふうに受け止めています。 だから、それに対しても今までの議会運営委員会、議会改革特別委員会で様々ご意見が出た中で話合いの下で決められてきた。話し合う場が議会なんです。だから、時期的に今出されて4月1日までの期間の間でこの予算案を、今この組替え動議を出されてきてどういう形で話し合えるのか分からない、それだけ言っておきます。 ○議長(常俊朋子) 時間となりましたので、細矢一宏議員、お願いいたします。 ほかに質疑はございませんか。 足立淑絵議員。 ◆議員(足立淑絵) まず、今回提案されたいろいろ項目、削減案、こちらの提案は私は悪くないとは思っております。 しかしながら、最終日のこのタイミングで、しかも柏議員としか質疑ができないということを非常に残念に思っております。いい提案だと私は思います、個人的には。ただし、これを本当に実現できるのかどうか、また行政の方と議論する場、確認をする場がないということを私は非常に残念に思っております。 今までに柏議員がよく言われてたのは、いろんな行政からの提案があってもなかなか市民に説明する時間もない、確認する時間もない、もう少し時間をかけれなかったのかというのをいつもよく言われてたと思います、私もそういうふうにいつも市長にもお話をさせていただいたことがあります。ですので、このタイミングで出されたことに対して私も非常に残念でなりません。 その中で、じゃあこの組替え動議というのは今日じゃなくてももっと早くに出せたはずの案でございますので、もう少し早く出していただきたかったなと思っております。 私も議会の初日に対案を出してくださいという発言をした一人でございます。その中で、私にとっての対案というのは今回出していただいたこのような項目を私の中では対案と思っております。 ですので、せっかくであれば初日の日にいろんな案も出していただいた中で対案、これだけ詳細な事細かな案を出していただけるのであればその時点で出していただいてたら、もう少し当初予算の議論ももっと深まったと私は思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 今回はコロナ禍で不測の事態にどう対応していくか、これは近々の対策でなければいけません。しかし、財政改革という観点からいけば、もし皆さんが時間が足りなかった、検討できないとおっしゃるなら、これから1年間考えていただけませんか。 財政改革に関してなら来年もまた提出できると思います。しかし、私は大きな期待をしているんです。令和3年度、名張市の財政は今までとは違う形になっていくんじゃないかという期待をしています、これはささやかな期待ではなくて大きな期待です。ですから、本来ならば執行部の皆さんと討議したかったです、こういうことに関して。 ですから、これは今年間に合わなかったとしても、この2に示された5つの案はどれをやるか、どれがやれるか分かりません。あるいはこれ以外に出てくるかもしれません。あるいは予算はこのままいっても決算で大きな結果が出せるかもしれません。そのようなことも期待しております。 本来なら提案者であればどうしてもこれを通したいという思いは同じでありますけれども、ただ簡単に通るものでもないと思っております。ですから、時間をかけて、2年でも、2年って3年ってわけにはいかないです、私たちもあと1年しかありませんから、ですからこれをとにかく名張市の財政を変えていく、今までのような堂々巡りから抜け出すきっかけにできればと、そういう思いで出しております。 恐らく私たちの考えが皆さんに伝わるということはなかなか難しいかなという思いもありながら、でもどこかでやらなければ前に進んでいかない、これが今回提案した理由であります。 ○議長(常俊朋子) 足立淑絵議員。 ◆議員(足立淑絵) 柏議員のお心のうちは今の発言で受け止めさせていただきました。財政改革につきましてはこれからもできると思いますし、私もそこは議員にならせていただいて最初の都市振興税の導入のときから積極的に取り組ませていただいてることでございますので、これからも共に考えていきたいと思っております。 あともう一つ、これはいろんな捉え方があるとは思うんですけれども、議会費の旅費につきましてですが、私は決して無駄とは全く思っておりません。 うちの会派の話をして申し訳ないんですけれども、令和2年8月に雲南市立病院にようやく日程の調整がついて行けることとなりました。そこで地域包括ケア病棟の勉強をさせていただいて、その後、その後の9月議会で提案をさせていただいて、その提案をした後、すぐに市長が、9月議会の最中の3連休に雲南市立病院に行っていただいて詳しい話を聞いて導入をするという運びになっております。 また、委員会といたしましても、病院改革を含めまして昨年度は八王子の北原国際病院のほうにも行かせていただいて、これから先の地域包括ケアのシステムについてのそういった先進的な取組も勉強させていただいておりますので、私は決して無駄ではないと思っております。それをどのタイミングで誰に伝えてどう実現するかということが私たち議員に試されていることだと思いますが、そのあたり、柏議員としてはいかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) よくぞ質問していただきました。 雲南市立病院。規模も恐らく名張市立病院とそう変わらない、視察に行くなら同程度の医療圏で同程度の規模の病院と、できるならば経営再建をした病院、これが一番いいと思います。 ただ、私が無駄と言った議会の旅費は政務活動費の旅費には入っていません。雲南市立病院へ行かれたのは政務活動で行かれたと思います。私がこれは駄目じゃないかと言ってるのは委員会視察です。 そして、足立議員も行かれたでしょうけど、亀田病院へ行っていますよね、1,000床近い、日本でも有名なホテルのような病棟のある病院です。何のためにこういうところへ行くんでしょうかと、委員会視察にこれで何の役に立つんだろうかと、こういうのをやめていただきたい。 私は本当は委員会視察に賛成なんです、ちゃんとするならば。しかし、今までこの委員会視察が市民サービスに反映されたことを一度も見たことがありません、そういうことなんでこのところをごっちゃにしないようにしていただきたい。 ○議長(常俊朋子) 足立淑絵議員。 ◆議員(足立淑絵) 亀田総合病院は私も委員会視察で行かせていただきましたし、北原リハビリテーション病院も委員会視察で行かせていただきました。 確かに柏さんのおっしゃることも一理あるとは思います、しかし私たち委員会の中でもしっかりと視察先につきましてはいろんな意見をもませていただいて、あそこは確かに規模は違うけれども、例えばいろんな役割があって、たしか医療コンシェルジュのような方たちがあそこは受付にいらっしゃって丁寧に訪れる方を案内してくださる、役所でいうとたしか総合窓口に当たるところだと思うんですけれども、そういった細かいこともしっかり学べる、訪れたい病院という魅力というところも私たちは視察させていただきましたので、そこは柏議員の意見として受け止めさせていただきます。 これからも財政改革につきましては議論のできる時間をしっかりと設けていただいて、このように発言をお互いにし合う、また行政に、また現場に確認する時間を取っていただきながらこれから進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) ほかに質疑はございませんか。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 柏 元三議員、お席にお戻りください。 これより議案第1号から議案第10号及び議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算についてに対する予算組替え動議について討論を行います。 吉住美智子議員。  (議員吉住美智子登壇) ◆議員(吉住美智子) ただいま議題となっております議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算につきまして、私は賛成の立場から討論をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により社会生活においては不要不急の外出自粛が続き、経済活動にも多大な影響が及ぶなど、世界中が未曽有の危機に直面しております。 そうした中、本市においてもワクチン接種に係る経費を先月専決処分により措置され、また本日は第1号補正として第3次の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業とワクチン接種に係る経費の追加分を提案いただいたところでございます。 私どもといたしましても、一刻も早い新型コロナウイルス感染症の収束を願うことと併せまして、市民生活の安定と市の産業経済活動の回復に行政として最大限尽力いただきますようお願いいたします。 さて、令和3年度予算でございますが、昨年12月の定例会におきまして都市振興税の3年間の延長が提案され、市議会として認めさせていただきました。市税収入の減少や高齢化の進行による社会保障関係経費の増加、老朽化施設の維持管理経費などの財政課題が山積する中で、市民の皆様にご負担いただく貴重な財源に甘んじることなく財政健全化に向け取り組んでいかなければならない執行部の責任は重く、財政運営のかじ取りは非常に厳しいものと予想されます。 このような状況下において、令和3年度予算では職員給与の削減、会計年度任用職員の配置や事務事業の見直し、病院事業の経営改革などを盛り込み、市議会においても先に議員報酬を削減するなど、行政と議会が一丸となってこの危機に立ち向かっていかなければならないと考えております。 そこで、令和3年度予算の主な内容を見てみますと、令和2年度に続き事業継承や新しい働き方を提案しながら労働力の掘り起こしを行う起業・事業所支援事業や赤目渓谷での竹灯りライトアップイベントなど、新たな観光商品の造成に取り組む観光資源開発事業といった国の地方創生交付金を活用した事業など、名張の元気と活力を発信する取組をはじめ、空き家リノベーションに係る補助事業、教育環境の充実を図る事業、また多文化地域共生社会推進事業や健康長寿の延伸に向けた継続的な取組など、総合計画に掲げる重点戦略に必要な予算が措置されています。 また、令和3年度には三重県において三重とこわか国体、とこわか大会が開催され、本市でもホッケーや弓道、軟式野球などの競技が実施されます。 今回の予算では大会運営に係る経費が計上されておりますが、各競技でご活躍される選手の方々を万全の体制でお迎えし、市民の皆様と共にコロナ禍を吹き飛ばす活力あふれた有意義な大会となるよう願うところでございます。 執行部におかれましては、この難局を乗り越えるため最大限の努力をお願いしますとともに、将来を見据えた財政運営により揺るぎない財政基盤の確立に向けて職員一丸となって邁進されますことをお願いしまして、私の賛成討論といたします。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。  (議員三原淳子登壇) ◆議員(三原淳子) 議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算について反対の立場で、そして議員提出議案、一般会計組替えの動議について賛成の立場で討論いたします。 市民への固定資産税の増税延長について、議決前に正確な情報を提供せずに、ごまかしと財政破綻という脅かしで増税を課して、コロナ禍でリーマン・ショック以上に低迷する経済と住民の生活に全く危機感のない放漫な財政運営を継続する予算、令和3年度予算となっております。 これまで市民への説明、また広報なばり3月25日号でも、3年後は固定資産税の増税が終わるのか、この質問に対して、令和8年度には市立病院や伊賀南部クリーンセンターの建設時の借金が終わって黒字化できる、この答弁ですが、その償還計画、そして単年度に幾ら返して何年で終了するのか明確な説明は市民には示していません。 市立病院の償還計画は返済する金額が徐々に減っていきますけれども、終了するのは令和18年度となっています。市立病院と伊賀南部クリーンセンターの建設のときの借金が終わり黒字になるというのは正確な説明ではありません。 平成21年度策定の名張市財政早期健全化計画のときも今と同じ説明をしていました。単年度赤字が続いて早期健全化団体に陥ると全く同じこと、土地開発公社とその解散と区画整理事業の清算の借金が終わって平成25年度から黒字になると言っていましたが、実際は区画整理事業の一部、宅地造成分の20億1,000万円が終わっただけで残りの60億円の借金の返済はまだ続いています。 単年度黒字になるはずが、平成28年度には8億円の財源不足で赤字になると固定資産税の増税となったではないですか。原因は何か、借金返しに借金を繰り返し、負担の先送りを続けているからです。また、今年度、令和3年もまた同じことをやろうとしている、それがこの予算です。 そして、広報なばりのQ&Aの一番最初に固定資産税の増税がないと現在行っているサービスが維持できなくなります、こう書いています。こんな状態に誰がしたのか、誰の責任なのかということです。 恒常的な財源不足のため固定資産税の超過課税を適用する、これが市長の増税延長の提案理由でした。非常事態宣言を発令するも、市の財政規模は増え続けています。平成13年歳出は231億円ですが、令和3年度歳出は273億円、お金がないと言いながら財政規模はどんどん大きくなっている。地方債残高、平成13年度では273億円、将来負担率153%、令和元年度決算カードでは352億円、将来負担率221%と増えています。 これから見えてくることは、使うお金が増えて税収が減ったので増税。その上、借金が増えたということです。後で返ってくる臨時財政対策債を使っているとの説明ですが、使うお金が増えているということには間違いありません。 市民からの声です。都市振興と言うけど、何が振興したのか。このままの行財政運営ではいつまでたっても住民の負担増から抜け出せない。財政民主主義、市民に市政の透明化を果たして、市民の困難を助けられる市財政にするためにこれまでの行財政運営を根本から改めていく、このことをしなければなりません。 そして、動議についてです。 コロナ禍の中で名張市は市民の困窮にどう向き合っているでしょうか。社会福祉協議会での生活相談の予約は3日待ちです。そして、国や県の支援制度があっても条件が合わずに使えなくて生活に困窮する、この相談が相次いでいます。 他市では財政調整基金を使ってライフラインの水道料金の減免、学校給食費の無償化、介護施設でのPCR検査の補助を行って、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が入ったら財源を充てていく。しかし名張市は財政調整基金がなくて、仮にあったとしてもそれを通常の財政運営の足らずに充てている状態で、困っている市民への市独自の支援はありません。 財政の健全化は何のためにするのか、それは税収が減り行財政運営に支障を来すときや市民が困ったときにすぐさま対応するためのはずです。名張市の財政運営はその余力が全くありません。 この間、超過課税を5年間行って42億5,000万円を市民から徴収して、納めていただきました。ところが、よくなるどころか赤字見込みが8億円から10億円へと増えて悪くなっているじゃないですか。あればあるだけ使い、それでも足りないと借金して、その返済に困ったら市民増税。市民の生活はリーマン・ショック以上に厳しい状況で、国においても固定資産税の見直しによる値上がりは据え置く。この措置を取っているのに、何で名張は増税ですか、逆行です。 これまでどおりの行財政運営ではいつまでたっても財政の健全化ができない。市民負担増は続きます。コロナ禍で市民生活が困難を極めるこの年だからこそ増税延長を反対しましたが、しかし残念ながら12月議会で賛成多数で可決されてしまいました、そして8億円が徴収されます。ならば、その8億円を今までどおりの使い方にせずに財政調整基金に積むことを求める動議です。 そして、今本当に必要なものは何か。これまでの事業の継続ではなくて、コロナ危機に対応する予算、このことに組み替えることを求めているんです。 増税は含まない予算を立てること。これがこれまでの名張市の財政運営を根本的に改めることになるんです。そのために市長をはじめ全職員が心血注いで力を尽くすことです。そして議会もそれに向けて一緒に取り組むことです。取り組まなければならない、このように思います。 この動議に当たっての財源の在り方、その一部として委託料を根本的に見直すということを求めています。これは予算審議の中でも行いました。 例えば、小学校の調理業務委託です。小学校6校が民間委託になっています。平成22年度、6校で委託料は6,774万4,000円でした。令和3年度予算では1億1,149万7,000円。増えています。民間委託にするのは人件費削減が目的でしたが、委託料は上がり続けている。予算を単純ですけど6校で割ると1校当たり1,850万円。500人規模の小学校では給食の調理員は5人の方で提供できます、名張市の給食調理員会計年度職員では年収200万円台です、5人で1,000万円。民間委託より予算がかかりません。 そして、何より学校給食は学校給食法に基づく義務教育の一環です。子供たちの生きる力となる食教育をしっかりと名張市が責任を持って推進していく、このことが何より大事です。コロナ禍で学校が休校になったとき、給食がなくて食事を満足に食べられない子供たちがいることがありました。そんなときも自校方式直営だったら市の施策として子供たちに昼食を食べに来ていいよと提供することもできるんです。この予算の在り方、考え方の一例です。 全ての部、室で事業を総ざらい見直して、8億円を財政調整基金に積む、そして暮らしに困窮する市民を支えるために使っていく、このことを重ねて訴え、求めるものです。 これは、新型コロナウイルス感染症の収束はまだまだ見えない中で市民に届けるメッセージになると思うんです。市長と職員の皆さんの経験と英知を結集して、市民と共にコロナ危機に立ち向かう、その予算に組み替える、これが動議なんです。どうか議員の皆さん、賛同してください。よろしくお願いいたします。 そして次に、議案第4号、令和3年度名張市国民健康保険特別会計予算、議案第5号、令和3年度名張市介護保険特別会計予算、議案第6号、令和3年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について反対の立場で討論いたします。 国保税は昨年値上げされました。当初3億円に及ぶ値上げでしたが、2億円に抑えております、それを継続するものですが、それでも1人当たりの保険料は大変高い状況です。三重県下29市町の中で6番目に高い。一方、医療給付はどうでしょうか。令和元年度決算では29市町で13番目。医療給付は低いのに保険税が高い状況です。 こういったことも踏まえて、社会保険料や税金の負担がどんどん重くのしかかっていく住民に対して、高過ぎる国民健康保険税の引下げをするために子供の均等割3万3,000円をなくしていく、このことが求められます。 介護保険特別会計です。令和3年度、保険料の見直しがされ、値上げをされる予算です。サービスはどんどんと使うたびにお金がかかる、保険料は上がる、そして必要なサービスが受けられない、こういう状況が生まれています。 介護保険が施行されて20年経過しました。家族の介護負担、専ら女性が家族の介護を担わされる苦しみ、これを軽減するために介護の社会化に向けて進めていくことが理念でした。 しかし、平成30年の内閣府高齢者白書では、家族の介護離職は介護保険スタートのときから2倍に増えています。また、老老介護、施設に入りたくても空きがない、費用が高くて入れない、よって家族の介護疲れによる虐待や心中が後を絶たない状況です。この制度を根本から変えていく、このことが求められています。 後期高齢者医療制度特別会計についても、今国会では医療制度改定一括法案の一部に後期高齢者75歳以上が支払う原則1割の医療費窓口負担の2割負担を導入することが盛り込まれています。高齢者の負担を上げて医療から遠ざける医療制度は本当に冷たいものです。 能力に応じた負担というのであれば、コロナ禍でも利益を上げて内部留保を増やし続けている大企業、富裕層に応分の税と社会保険料を求めて納めてもらい、富の再分配を行い、格差と貧困の解消を進めるべきです。 誰一人取り残さない社会、言葉ばかりがむなしく聞こえます。市民が安心して暮らせる、そしてこのコロナ危機を共に乗り越える、そのメッセージを発する名張市、市民の福祉、暮らし、命を守る名張市予算、このことを求めて討論といたします。議員の皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 暫時休憩いたします。(休憩午後0時1分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 細矢一宏議員。  (議員細矢一宏登壇) ◆議員(細矢一宏) ただいま上程されております議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算について賛成の立場、そして令和3年度名張市一般会計予算に対する組替え動議について反対の立場で討論をさせていただきます。 先ほど私が質問をさせていただいた内容が全てであります。様々提案者から、またこれまでの提案議員となっておられる議員から話を伺って、そしてこれまで私は、また多くの議員が問題点があるならばしっかりと提案を議会にしてくださいというふうに述べさせていただきました。それは、議会機関として行政と対峙するからであります、議員個人ではないんです。 ですから、実際に執行権を有する首長の立場としても、議会が話合いの上で、動議の上で市長に要求すること、これは法的拘束力はありませんけれども非常に重い内容となります。 ですから、話合いの下でしっかりと内容を精査して政策的な部分での差異、これは市長の立場からいえば一般拒否権に当たる部分です。その部分の修正または調整、そういったことは議会として、機関としてやるべきことであります。 そして、今回の動議の内容についてはこれは先ほども述べさせていただいたとおり地方自治法第97条第2項、そして第177条第2項で載っているとおり首長の権限に関わる部分であります。少し調べれば、今まで他市の議会、地方議会がこの組替え動議に対してどういう提案の仕方をしたか、その後どういうふうに話合いを進めて行政と調整を図って市民のためになる予算に組み替えたか、それはすぐ分かると思うんです、私は。 これは一個人として調べてもインターネット等ではっきりと明記して、その上でこれまで訴訟問題になったところというのがその判決文と、そしてどの部分が司法に認められなかったのか、司法の意思が書いてあります。 今回の動機はその司法の意思、示された意思に抵触する内容が大きく2点、明記されております。そういった内容をこの時期に、先ほども言わせていただいたように一般拒否権にしても特別拒否権にしてもこれは今までの名張市議会、そして名張市行政との関わり、そして私が議員になってから行われてきた内容を見ますと、むげに首長が議会の総意に対してノーとは言ってこられませんでした、調整は図っていただきました。であるにもかかわらず、自分たちと違う意見の議員に対して、議会が、もしくは話し合う場がというような発言をされるのは非常に心外であります。 多くの議員が法に定められたとおり提案をしてくださいと求めてきました。かく言う私も直接言いました、それをしてこなかったのは自分たちなんです。そして、突然出された。5年前、この都市振興税を議決したのは名張市議会です。議員がそれを知らないって、突然出てきた。何を考えてるのかなって私は本当に分からない。自分たちが議決してきたもの、それがもし侵されるようなことがあれば、自分の思惑と違うこと、そういう結果を出しそうなとき、そういったときは事前に動くべきです。 そして、これまで提案議員の4名の方はそういう場合には議会がどういう動きをしてきたか見てこられたはずなんです。 ですから、そのあたりはしっかりと今後調整を図る話合いの場を持ちたいのであれば、先輩議員がしっかりと今まで言ってきたことも自分の中で消化をしていただいて話し合う場をつくっていただきたい、そのように思っております。こういう経緯で出されてこられて、質問でもありました、時期的に一番この当初予算が否決をされると被害を被ると考えられるのは市民です。 一般会計予算当初予算に関して賛成の立場と申し上げました。これは、これまでも幾度となく議会が行政に対して要望も上げさせていただきました、これは議会がです。全員協議会にかけて同意を得て、そして出してまいりました。その中は、ご存じのとおり酌み取っていただいて予算に反映されているところもあるんです。 そこを見てきた議員が話合いの場がない、そんなことは私はないと思います。しっかりと自分たちの意見が反映された予算を組んでいただきたいのであれば議会として意思を統一する、これは最低限必要なことだと思います。そのための複数議員選出という形を地方議会は取っています。そこをしっかりと我々議員は認識をする必要があるというふうに思います。 あまり長々言っても仕方がありませんので、一般会計当初予算に関しては私は賛成の立場です。まだまだ改革を進めなければならない、財政改革を進めなければならない。しかし先ほども申し述べたとおり、これまでも議会の中での話合いで要望をしてきたことは反映もされ、そして行政自らも改革を進めていただいております。 そのような中で、ご存じのとおり経常収支比率が100%を超えているわけです。ということは義務的経費だけで100%を超えている。その中で絞り切った雑巾をその中から一滴の水を絞り出す作業をこれからしていきます。そこに関しては、先ほど述べたとおり市長の専権事項の義務的経費、これに関わってくる部分が多大にあります。我々議員といたしましても、議会の中でしっかりと話合いを進める中で項目をまとめる必要があると考えております。 動議に関して言えば、これは久しぶりに市議会では出てきたことです。そして提案権というのが地方自治法で書かれているとおり2名以上の議員が同意をすれば提案権があるわけですから、これは出していただいた、このことに関しては私はよかったのかなと思います。 しかしながら、内容的に先ほども述べたとおり首長の権限を侵す内容、これについては非常にデリケートに扱うべき、そしてそれを提案文の中で堂々と上げている以上、この場で可決することには私は同意できません。多くの議員の皆様が同じ思いだと思います。どうか議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 以上をもって討論を終結いたします。 これよりまず議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算についてに対する予算組替え動議について採決いたします。 本動議に賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立少数であります。よって、議案第1号、令和3年度名張市一般会計予算についてに対する予算組替え動議については否決されました。 次に、議案第1号について採決いたします。 予算特別委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号から議案第6号までの3議案について一括採決いたします。 予算特別委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立多数であります。よって、議案第4号から議案第6号までの3議案はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第2号から議案第3号まで及び議案第7号から議案第10号までの6議案について一括採決いたします。 予算特別委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第3号まで及び議案第7号から議案第10号までの6議案についてはいずれも原案のとおり可決されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3   議案第11号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第12号 名張市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議案第13号 名張市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について  議案第14号 名張市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について  議案第15号 名張市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について  議案第16号 名張市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第17号 名張市コミュニティバス運行条例の一部を改正する条例の制定について  議案第18号 附帯控訴の提起について ○議長(常俊朋子) 日程第3、議案第11号から議案第18号までの8議案を一括議題といたします。 まず、総務企画委員長の報告を求めます。 総務企画委員長。  (議員坂本直司登壇) ◆総務企画委員長(坂本直司) 総務企画委員会に審査を付託されました議案第11号及び議案第12号の2議案について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 まず、議案第11号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は恒常的な財源不足が見込まれる中で引き続き行政サービスを維持し持続可能な行財政運営を行うことを目的として、職員の給与の減額措置による人件費削減を行うため、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、人件費削減における全体の割合について質疑があり、執行部からは、一般会計ではマイナス3.1%、全会計としてはマイナス2.8%となるとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第12号、名張市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案はパートタイム会計年度任用職員の期末手当の支給に関する事項を定めるため、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、パートタイム会計年度任用職員の期末手当の支給に係る総額について質疑があり、執行部からは、一般会計で3,184万3,000円、企業会計も合わせた全会計では5,990万9,000円を見込んでいるとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(常俊朋子) 総務企画委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。 教育民生委員長。  (議員森岡秀之登壇) ◆教育民生委員長(森岡秀之) 教育民生委員会に審査を付託されました議案第14号、議案第15号及び議案第16号の3議案について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 まず、議案第14号、名張市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は新型コロナウイルス感染症が市民生活に影響を及ぼし続けている現状に鑑み、令和2年度における国民健康保険税の課税の特例措置を令和3年度についても延長し適用するほか、地方税法等の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。 委員会におきましては、特に質疑、意見等はなく、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第15号、名張市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は介護保険法施行令の一部改正及び名張市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画における介護給付等対象サービスの見込み量等の見直しに伴い、第1号被保険者の段階を区別する合計所得金額、介護保険料率等について所要の改正を行おうとするものでございます。 委員会におきましては、改正後の県下での介護保険料の状況についての質疑があり、執行部からは、県内各市町では3月議会において条例改正が提案されており、半数以上の市町は改正する予定である。また、県内の保険料の平均は出ていないが、当市の保険料は県内14市の中では中位であるとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 最後に、議案第16号、名張市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は国が定める地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、条例で定めるところとされている各種サービスの基準として虐待、ハラスメント並びに感染症の発生及び蔓延の防止のための措置に関する事項等について、関係条例等の規定を整備するため、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、規模の小さな事業所は人員が不十分で仕事が回らないとの声もある、立入調査等が必要ではないのかという質疑があり、執行部からは、地域密着型サービス、居宅介護支援サービスについては市が指導、監督している。毎年の報告書の提出や通報があった際の定期的な聞き取り調査、現地調査を行っているほか、法で求められている実地指導の際には職員の雇用状況についても確認をしている。さらに、サービスの種類により2か月あるいは6か月に1回、行政職員や民生委員等の地域代表による運営推進会議が義務づけられており、会議を施設内で行うことで施設状況も確認しているとの答弁がありました。 また、小まめな施設訪問等による状況確認で事業者側に緊張感を与えられる。利用者に寄り添い必要な措置ができるように進めてほしいとの意見があり、執行部からは、3名の介護相談員が入所系、住居系施設を定期的に訪問し、利用者や家族からの相談に応じている。コロナ禍が長引く中、形を変えて対応できるよう努めていくとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(常俊朋子) 教育民生委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 次に、産業建設委員長の報告を求めます。 産業建設委員長。  (議員足立淑絵登壇) ◆産業建設委員長(足立淑絵) 産業建設委員会に審査を付託されました議案第13号、議案第17号及び議案第18号の3議案について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 初めに、議案第13号、名張市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正により、建築物エネルギー消費性能基準の適合性判定の対象となる建築物の範囲が拡大することに伴い、限定特定行政庁である本市が行うこととなる当該適合性判定に係る事務の手数料について規定を設けるほか、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、手数料の金額設定について質疑があり、執行部からは、職員の人件費や審査に要する時間など国から示されている計算方法に基づいており、三重県内では全て統一的な単価であるとの答弁がありました。 また、適合性判定員の選任及び監視体制について質疑があり、執行部からは、民間の判定員の場合は講習を受け、国が資格を与え、国が監視する。行政職員が判定員の場合は講習を受ける必要はなく、国からの監視もないとの答弁がありました。これに対し、市の職員が判定を行う際にはしっかりと研修などを受け、公平公正で間違いなく実施されたいとの意見がありました。 また、過去の届出の件数及び今後の見込みについて質疑があり、執行部からは、300平米以上の非住宅については過去3年間ゼロ件であるが、今後は年間一、二件ぐらいを見込んでいるとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号、名張市コミュニティバス運行条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は国津コミュニティバスあららぎ号のバス停として夏見バス停を新たに設置することに伴い、当該バス停で乗降する場合の運賃を定めるため、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、あららぎ号及び地域コミュニティバス全体の利用者数について質疑があり、執行部からは、あららぎ号の令和元年度の利用者数は1,949人で、1日平均8.2人、地域コミュニティバス全体については新型コロナウイルス感染症の拡大などにより減少しているとの答弁がありました。 また、地域公共交通に関する今後の計画について質疑があり、執行部からは、現在の地域公共交通網形成計画が新たに地域公共交通計画として変わる予定であり、来年度から着手して整備していく。新計画では、福祉車両、病院の送迎バス、スクールバスなど様々な移動手段を含めた中で地域コミュニティバスの在り方を考えていくようになるとの答弁がありました。 委員からは、新計画では住民ニーズに合わせたバス停の設置や乗り継ぎなど、これまでの課題を踏まえながら住民がよりよく暮らせるよう地域公共交通の目標を設定し、住民と一緒に実現されたいとの意見がありました。 また、三重交通との調整について質疑があり、執行部からは、三重交通には確認を行い理解いただいた上で夏見バス停を設置しており、時刻表も三重交通のバスと重ならない形にしているとの答弁がありました。 さらに、夏見バス停の設置の経緯及び収支見通しについて質疑があり、執行部からは、地域からの要望に基づき利用実態を確認した中から実現可能と判断し、決定した。支出は従来の路線上に設置するので変わらず、収支は若干の増加を見込んでいるとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第18号、附帯控訴の提起についてでございますが、本議案は名張市を被告とする道路管理瑕疵に係る損害賠償請求事件の判決の控訴に対し附帯控訴を提起することについて、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議決を求めようとするものであります。 委員会におきましては、本議案について産業建設委員会協議会では定例会初日の議決が必要と説明されていたのが、本委員会に付託され最終日の議決となったことに違和感を持ったとの意見があり、執行部からは、産業建設委員会協議会後に公判の開始が4月以降になると連絡があったためであるとの説明がありました。 その後、採決した結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(常俊朋子) 産業建設委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 三原淳子議員。  (議員三原淳子登壇) ◆議員(三原淳子) 議案第15号、名張市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論いたします。 介護保険の保険料は市町村ごとに介護保険事業計画に基づいて3年ごとに見直しがされて、今改定で名張市の保険料は値上げです。 介護保険がスタートした2000年の保険料の基準額、第5段階で全国の平均は2,910円でしたが、2020年までは5,869円と倍加しています。そして、2021年からの保険料の全国平均は6,000円となる見通しです。その中で、名張市は2020年までは6,300円、年7万5,600円から2021年は6,500円、7万8,000円、全国よりも高い保険料となっています。 2020年はコロナ禍で介護サービスの利用が全国的に減り給付が増えていないので、ほかの自治体では基金を活用して保険料の値上げをしない努力がされています。名張市は7億円の基金があり、そのうち3億円を取り崩して値上げ幅を抑えたということでありますが、2021年に特別養護老人ホームが開設され給付が増えることを見込んで、3年後の保険料の大幅な値上げを防ぐために基金は4億円取っておくと担当室から聞きました。 高齢化が進んで特別養護老人ホームのニーズが高まって待機者が増える中で、施設ができることはよくても入所に係る費用負担が高くて国民年金だけでは利用できない、こんな実態があります。 国の第8期事業計画では、施設の食費負担が現在は世帯の全員が非課税世帯であれば年金収入が80万円以上の利用者には補足給付がされていますが、多床室で食費負担が2万円だったんですが、これが2021年から2万2,000円引き上げられて4万2,000円になる見込みです。 年金が月に10万円から12万円の入所者は、居住費で既に6万円ほど、洗濯等で平均2万円納めているので、食費の補足給付が引き上げられると支出が超過になってしまいます。多床室でこの負担なんです。新しくできる特養はユニット型がほとんどで、施設ができても入所できない事態が生じます。所得が80万円で介護保険料が年7万8,000円の負担、もう限界です。 介護サービスを利用するにもお金がかかり、高い保険料を払い続けても必要な介護が受けられない国のこの制度の抜本的転換、改正を行わなければ地方自治体の努力では解決できない事態です。 介護を受ける側も介護する側も苦しい状況が広がっています。介護従事者の声が届いています。介護の仕事は、食事や排せつ、身支度など日々の生活を支援するものです。しかし、ただそれだけではなくて、利用者さんの状態、ご家族の状態も見ながら、利用者さんの持つ機能をできるだけ生かして尊厳を守る、それが仕事だと。そしてそれは人と人との触れ合いであって、いつもありがとう、ご家族の笑顔でしんどさが救われると言っています。 介護職員の処遇改善を緊急的に行うこと、そして利用料、保険料の負担増とならないように国の財政措置を求めること、そして今は介護事業者の定期的なPCR検査の実施。これが介護の現場を支えて高齢者の尊厳ある暮らしを守ることにつながると思います。このことを求めます。 そして、議案第16号、名張市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論します。 この条例改正は、介護保険施設の基準緩和、利用者の定数増を改定しようとするものです。特別養護老人ホームでの従来型、多床室などの夜間の職員配置基準について、見守りセンサー導入などを要件に職員が受け持つことができる入所者の数を増やすというもので、現在定数26人から60人の施設の夜勤者は2人以上とされていますが、1.6人以上でいいという緩和です。深夜の時間帯は1人でもよいとするものです。 介護施設でも、夜勤の仕事は夕食の用意、食事の介助、服薬の支援、歯磨き、着替え、排せつ介助、入所者、利用者一人一人の記録、食べこぼしの掃除、翌日に向けての用意、夜中の排せつ介助、体位交換と続きます。交代で休憩を取りながら勤務をするということです。 見守りセンサーは入所者の起き上がり等を検知、通知する機器で、異常を知らせるだけで対応するのは職員です。職員数が減れば、1人にかかってくる負担が増してきます。認知症の人が多くて、夜中に歩き回ったり大声を出したりする人もいます。職員が話を聞いたりなだめたりして、それぞれの人に合った対応をして気分を落ち着かせると聞きました。 職員配置基準の緩和は介護の人手不足、この対策ということなんですが、現場からすれば職員の負担は増し離職者を増やすことになる、人を相手にする仕事はやりがいのある仕事、利用者や家族の支援、感謝の言葉で救われる、でもそれは待遇が改善しなければ人手不足は解消しない。必要なことは人員の緩和をするのではなくて介護に携わる仕事をできる人を増やしていくこととの現場からの切実な声です。 センサーは人には代われない、このことをもってこの基準緩和をする条例には反対といたします。議員の皆さんの賛同をどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 以上をもって討論を終結いたします。 これよりまず議案第15号及び議案第16号の2議案について採決いたします。 教育民生委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立多数であります。よって、議案第15号及び議案第16号の2議案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号から議案第14号及び議案第17号から議案第18号の6議案について一括採決いたします。 総務企画委員長、教育民生委員長、産業建設委員長の報告はいずれも可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第11号から議案第14号及び議案第17号から議案第18号の6議案は原案のとおり可決されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4   議員提出議案第2号 名張市議会政務活動費の特例に関する条例の制定について ○議長(常俊朋子) 日程第4、議員提出議案第2号を議題といたします。 総務企画委員長の報告を求めます。 総務企画委員長。  (議員坂本直司登壇) ◆総務企画委員長(坂本直司) 総務企画委員会に審査を付託されました議員提出議案第2号、名張市議会政務活動費の特例に関する条例の制定について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 本議案は、コロナ禍により活動自粛や収入減少など市民生活は大きな影響を受け続けており、その対策費用の財源に充てるため政務活動費の減額措置を行おうとするものであります。 委員会におきましては、三重県内の他市の政務活動費の金額についての質疑や、政務活動費の金額は市の財政状況やコロナ禍というような理由ではなく、政務活動に必要な額を調査して検討すべきであるとの意見があり、提出者からは、他市との比較や月額4万円が高いか低いかではなく、新型コロナウイルス感染症対策の財源に充ててもらえばとの思いから、今年度分に引き続いて新年度分も減額しようとするものであるとの答弁がありました。 また、政務活動費の減額による議員の活動への影響について質疑があり、提出者からは、議員報酬で活動するのが当然であり、それに加えられた政務活動費が減額しても問題はないと考えたとの答弁がありました。 さらに、コロナ禍は終わっていないので、新年度も引き続き減額することには賛成したいとの意見がありました。 その後、採決した結果、本案は挙手多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(常俊朋子) 総務企画委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議員提出議案第2号について採決いたします。 総務企画委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立全員でございます。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5   議員提出議案第3号 名張市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(常俊朋子) 日程第5、議員提出議案第3号を議題といたします。 総務企画委員長の報告を求めます。 総務企画委員長。  (議員坂本直司登壇) ◆総務企画委員長(坂本直司) 総務企画委員会に審査を付託されました議員提出議案第3号、名張市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 本議案は、都市振興税を市民に課した責任は議決した議会にあることから、市民に課した負担と同等の負担として議員報酬を減額しようとするものであります。 委員会におきましては、市民に課した負担と同等の負担とする提案理由の意味について質疑があり、提出者からは、市民と議会、議員とにはずれがあり、議員報酬が高いと考える市民感情を前提として、人口規模が同等な市議会の議員報酬の平均額や伊賀管内の労働者の平均賃金との比較なども考慮した上で今回の減額を行うことで現在の5%が約20%の減額となり、市民の負担割合と同等になるとの答弁がありました。 また、議員報酬を減額する理由について質疑があり、提出者からは、市民の賃金と議員報酬との金額の乖離など多くの市民から声があるとの答弁がありました。 さらに、都市振興税による増税額は1人当たり平均年間1万二、三千円であり、責任は金額で考えるべきである。5年前の都市振興税の導入の際、その責任として議員報酬を5%減額しており、都市振興税の延長の際にも引き続き5%の減額を行っているとの意見、議員には増税する責任と増税しなければならない状態にした責任の2つの責任があり、5%程度の減額では責任を負ったとは言えないとの意見がありました。 その後、採決した結果、本案は賛成少数で否決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(常俊朋子) 総務企画委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 柏 元三議員。  (議員柏 元三登壇) ◆議員(柏元三) 議員提出議案第3号、名張市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について賛成の立場で討論いたします。 本案は、都市振興税を市民に課した議員として、議員の任期中に限定した議員報酬の削減案です。 この都市振興税に関しましては議員には2つの責任があると考えております。1つは、名張市財政の監視を怠り、財政非常事態宣言どころか財政を悪化させた責任の一端が議会にあるということです。その結果、議員の責務を果たさないまま、責務とは市民の声を反映しないまま市民に増税の負担を負わせたこと、これは私は議員の職務怠慢と言えるんではないかと思っております。 市民への都市振興税の課税を決めた議員の責任は僅か5%の減棒で負えるものではありません。5%と市民にアナウンスしておりますけど、これには期末手当がカウントされないことになっております。期末手当をカウントすると、5%ではなく3.7%弱になります。市の職員の皆さんの減給が3.1%。議員という立場でこれで責任を負ったということになるでしょうか、あまりにも軽過ぎると思いませんか。 議員は公的には議場において予算、決算の質疑によって市政をチェックします。私が議員になってから6年数か月、振り返ると財政に関わる調査をし、研究して議場で質問する議員は大体限られており、僅か数名です。なぜ多くの議員が質問しないのでしょうか。財政に関わってはいけないと思っているのでしょうか。財政が嫌いだからでしょうか。市長に嫌われたくないからでしょうか。市長の提案は全て間違いがないから応援しているつもりでしょうか。あるいは財政は難しくて分からないからでしょうか。 いつも不思議に思うことですが、財政問題で一度も質問したことのない議員を市長は経験豊富と称して監査委員に指名します。何をもって経験豊富と言っているのでしょうか、いつも疑問に思っております。 私は、今の議会には財政問題に関わり、財政を好転させる力が全くないと思っております。議員にとって最も重要な責務である税金の使い道を監視しチェックしないのならば、この議員報酬はあまりにも高額ではないでしょうか。 議員報酬は報酬です、給料とは違います。仕事の成果に対して払われる、それが成果報酬です。 しかし、今の世の中、国でも議員報酬は生活給と見ております。市民も議会という立場に就職したと見ている人は少なくないでしょう。それにしては議会は天国のような職場に見えます。職責を果たさなくてもたくさんの報酬がもらえるのではないでしょうか。名張市が財政豊かな自治体なら大目に見てもらえるでしょう。しかし市民に増税を課すような貧しい市です。三重県14市で一番貧しい名張市の議員が、三重県で4番目に高い報酬をもらっているのです。しかも、私たちが頂く報酬の原資の不足を補うために市民に増税を課したと見られています。市民に増税を課したのは市長ではありません。私たち議員であることを肝に銘じるべきです。 私は、仲間内の話合いで30%の減給を主張しました。しかし、全国市長会が調査した全国の議員報酬の平均値、これが妥当であろうということで今回の提案になりました。本来ならば、私たちも報酬を減らしたくないのです。報酬を減らすよりも、いい仕事をして市民に還元したいと思っております。だから、私たちが報酬を減らしたいから皆さんも一緒にどうですかと、こういう提案にはなっておりません。 あなた方は、そんなに減らしたいならば、これが否決されたらどっかに供託しますかと、このような議員がいるとするなら、もう名張市議会は救いようがないと私は思っております。 しかし、名張市議会は既に落ちるところまで落ちていると思っております。議員になって2年目、3年目の議員が副議長や常任委員会の委員長を務めております。私の経験から、2年目や3年目の議員は議員の素人と思っております。議会の重責を担うリーダーが素人でも務まる議会に落ちぶれてしまったのかと、私は市民の声をそのように受け止めております。結局は、ベテラン議員がやっても新人議員がやっても同じと、そのような議会でよろしいでしょうか。議長、副議長、委員長……。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員に申し上げます。個人のことに関わることは慎んでいただきたいと思います。 ◆議員(柏元三) 副委員長は議員集団のリーダーです。リーダーの技量というのは集団の活力の源泉です。リーダーシップ論に、1頭の羊が率いる100頭のライオンの集団と1頭のライオンが率いる100頭の羊の集団が戦ったらどちらが勝つかという例題があります。リーダーが強ければ集団は強くなる、そのようなことが今の議会で行われている、これもこのような財政がチェックできない大きな原因になっていると私は思っております。 私たち4人の提案者は、この問題を議員同士が全員協議会で議論すべきと考えて、議会運営委員会に全員協議会の開催を求めました。しかし、軽く一蹴されたと聞いております。 討論の場で一方的に展開する私の意見に対して、皆さん反論したくてうずうずしてると思います。反論を聞かせていただきたい。任期が少なくなりましたが、大いに議論して名張市議会改革の道筋をつくろうではありませんか。議員同士が議論する場を熱望して、討論を終わります。  (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) 柏議員の今の討論の中で、議会及び個人の議員を特定できる、誹謗中傷まで行きませんけれども、議員自らが議会が最低だというような発言をされました。これは議会運営委員会の委員長にもお聞きいただきたいんですけれども、議会の倫理要綱に明らかに違反している、このように私は感じておりますので、後の対応については議長、よろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) ただいまの柏 元三議員の発言は一部不適切と認められる部分が見受けられますことから、後日、会議録を調査の上、措置することにしたいと思います。 三原淳子議員。  (議員三原淳子登壇) ◆議員(三原淳子) 議員提出議案第3号、名張市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について賛成の立場で討論いたします。 これまで議会で5%の報酬削減を行ってきましたが、それでも全国市議会議長会が公表している人口10万人以下の自治体の議員報酬の平均より高い報酬額となっています。 よって、議長は55万3,000円を47万円に、副議長は47万6,000円を41万円に、議員は41万円を38万円の全国平均にまで引き下げるという提案です。 これは、これまでの5%の削減と今回の削減率を合わせると、固定資産税の実質増税負担割合20%に近い割合となります。議会の議決によって市民の皆さんに負担を課した、その同等の割合で報酬を削減するというものであります。 非常事態宣言が発令されてから19年、いまだに市財政の健全化は果たされずに非常事態宣言を出されたままです。そのような事態であるのに、三重県下の中、14市の中で四日市市、津市、桑名市、名張市の順で議員報酬は4番目に高い位置にあります。既に市長、副市長は30%の給料削減を続けて、職員給与もこれまでの減額に加え、さらに1億円に及ぶ減額がされます。その中で、議員が三重県下でも高い報酬、全国10万人以下の類似自治体の平均より高い報酬にしておくわけにはいきません。 コロナ禍での市民の生活は大変厳しく、生活支援室に相談が寄せられて、支援制度の隙間をこぼれ落ちる切実な相談も後を絶ちません。日々の暮らし、将来に不安がある中で、もうじき税金の納付書が届けられるでしょう。増税を議決した議会は市民の痛みにせめて報酬削減でわびて、そして名張市財政の再建に向けてみんなで取り組んでいこうではありませんか。議員の皆さんの賛同をどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 以上をもって討論を終結いたします。 これより議員提出議案第3号について採決いたします。 総務企画委員長の報告は否決であります。よって、原案について採決いたします。議員提出議案第3号は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(常俊朋子) 起立少数であります。よって、議員提出議案第3号は否決されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6   議案第29号 名張市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第30号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について ○議長(常俊朋子) 日程第6、議案第29号及び議案第30号の2議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第29号、議案第30号の2議案につきまして、一括して提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第29号、名張市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は押印を求める手続の見直し等のため、関係条例について所要の改正を行おうとするものでございます。 次に、議案第30号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正等に伴い、用語の定義について関係条例の規定を整理するため所要の改正を行うものでございます。 以上、条例議案2議案の提案理由を一括してご説明申し上げました。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由のご説明といたします。 ○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 議案第29号、名張市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例について質問いたします。 この職員の服務の宣誓というのは、市に就職して公務員となって、名張市の職員となって第一歩目の心構えをするところだと思うんです。憲法に基づいて市民の公僕として公平公正に職務を全うするという宣誓です。これに判こが要らない、そして面前で今までサインしていたのも面前も要らないというふうになると、さきの全員協議会で説明がありました。 このことに関して、一人一人がしっかりと認識を持って行うこと、その認識をしっかりと体の中に入れていくこと、このことが非常に大事だと思うんです。それが、今まで上司の面前でそれをしっかりと読み上げて名前を書いて自分の判こを押すという意識づけがあったと思うんですが、ここのところが省略されていくということで、この職員の心構え、しっかりとそれを認識を持っていく、このことについてはどんなふうにこれからお考えがあればお願いします。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 職員の宣誓、これは当然日本国憲法を守るということ、あるいは全体の奉仕者であるということ、そういったことを宣誓するわけでございますが、その宣誓を今まで形式的に上司の面前で自署の上、押印をして提出をするということでございますけれども、この間、様々な事務手続の改革の中でそういった形式的なところに一定、必ずしもそういった形式にとらわれる必要がないのではないかということの中で、これまで国であっても県も今の議会で条例改正をしているかと思いますけども、そういった動きがございます。 現に人事院、国家公務員ですとそういった、我々は当然国家公務員であったり他の自治体の動き等も見ているわけでございますけども、内閣官房内閣人事局のほうが本年1月28日にこの政令を変更しております。 我々は、もともとこの上司の面前で押印、署名というのは、先ほど申し上げた内閣官房内閣人事局の例に従って行ってきたわけでございますけども、そういった全体としてのデジタル化であったりそういった面前、あるいは印鑑を押すといったそういった形というものはこれから徐々に廃止をされていく。だからといって宣誓の意味というのは変わらないということで、当然公務員になる、名張市の職員になるということの心構えといいますのは、もう近々4月1日に新しい職員をお迎えするわけでございますけども、その中で職員はどうあるべきなのかといったことについては研修等を通じてきちんと伝えていきたいと思いますし、そういった心構えを持っていただくように持っていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
    ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 公務員の不祥事というのも後を絶たないわけです。そういった中で、日本国憲法というのを改めて読み直し、そして自分のものとして、そして公務員として働いていく、こういったことをしっかりと認識をしてもらわないといけないと思うんです。 そのことについて、デジタル化であり、またコロナ禍でもあり面前というのがだんだんと省略されていくということですけれども、それは上司としてしっかりと新しく入ってくる職員には伝えていかなければならないし、また一旦入ったとしても引き続きそのことは決して忘れてはならないというような認識をずっと持ち続けなければならない、初心をしっかりと持ち続けなければならない、そういうことをやってほしいんです。 簡素化、省略って内閣が決めたから自治体もそれに従うんだということじゃなくて、しっかりとそれを守りつつ業務の合理化というのをするということをしてもらわないと困ると思うんです。いかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 先ほど申し上げました日本国憲法を守る、あるいは全体の奉仕者であるという考え、この考え方というのはこれまでも学校教育の中でも基本的にはされてるところでもございます。 その中で、私どもは新たに職員となった者、あるいは職員として一定程度期間を経た者につきまして、当然研修等を通じてそういったことを確認をしていくということになろうかと思います。 ですので、私どもが今申し上げたのは形にこだわるというものではないと、本質的には全体の奉仕者であるということと日本国憲法を守るということについては公務員の最も基本的なところということでございますので、その認識は常に持つように心がけていきたいと思いますし、職員にもそうした形で取り組んでいきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) ほかに質疑はございませんか。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第29号及び議案第30号の2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第29号及び議案第30号の2議案につきましては委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第29号及び議案第30号の2議案について一括採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第29号及び議案第30号の2議案はいずれも原案のとおり可決されました。 ここで換気のため暫時休憩いたします。(休憩午後2時8分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後2時20分) △日程第7   議案第31号 令和3年度名張市一般会計補正予算(第1号)について  議案第32号 令和3年度名張市病院事業会計補正予算(第1号)について  議案第33号 令和3年度名張市水道事業会計補正予算(第1号)について ○議長(常俊朋子) 日程第7、議案第31号から議案第33号までの3議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第31号から議案第33号までの令和3年度一般会計及び企業会計の各補正予算につきまして、その概要を申し上げ、ご審議を賜りたいと存じます。 今回お願いいたします補正予算は、国の第3次補正予算で追加措置されました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した各種事業に係る所要の経費を計上するとともに、一部既決予算について財源振替を行うものでございます。 また、令和2年度第8号補正予算として令和3年2月15日付で専決処分を行い、3月2日にご承認いただきました新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金について追加の補助が認められたため、事業費の追加を行うものでございます。 それでは、歳出からご説明申し上げます。 まず、総務費では、財産管理費においてウイルスの拡散防止のための市庁舎トイレの洋式化及び自動水洗への取替えに係る経費を計上するなど、総務費全体で1,588万5,000円を追加しております。 次に、民生費では、児童福祉総務費において平成15年4月2日以降に生まれた子供がいる世帯に対し、1人当たり5,000円の商品券を配布するための経費や、保育所費において公立保育所の幼児用トイレの洋式化のための経費を計上するなど、民生費全体で6,704万2,000円を追加しております。 次に、衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金の追加が認められましたことから、ワクチン接種体制の確保に係る経費7,100万円を追加しております。 また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、看護専門学校において遠隔授業を行うために必要な機材等の整備経費や、上下水道部庁舎でのテレワーク等に係るウェブ環境構築等に要する経費として公営企業会計繰出金を133万9,000円追加しております。衛生費全体で7,233万9,000円を計上いたしてございます。 次に、農林水産業費では、農業振興費において農業者の経営リスクの軽減を図るため、農業経営収入保険の保険料の一部を補助するための経費100万円を計上しております。 次に、商工費では、商工業振興費で市内経済の活性化を目的としたプレミアム付商品券の発行に係る補助1億3,300万円や、テレワークを活用した移住・滞在の取組等を行うため、施設を整備運営する事業者を支援する経費9,700万円を計上しております。 さらに、住宅関連産業の活性化及び中小零細事業者の支援を目的とし、市外から移住者及び市民が行う空き家や持家のリフォームに対する補助として3,150万円を計上しております。 また、観光費において、観光関連施設の利用促進を目的とし、市内宿泊施設の利用者に対し利用料の一部を補助する経費や、修学旅行等の団体バス旅行誘致のため貸切りバス費用の一部助成に要する経費を計上するなど、商工費全体で2億7,000万円の追加を行っております。 次に、消防費では、常備消防費において患者の心電図等を医療機関へ伝送し、医師が遠隔で診断できるシステムを救急車に導入する経費672万9,000円を追加しております。 次に、教育費では、社会教育費においてウイルスの拡散防止のため、名張市青少年センターの楽屋側トイレの洋式化に係る経費を計上するほか、体育施設費において新型コロナウイルス感染症拡大期における災害発生時に避難所とされる総合体育館及び勤労者福祉会館の屋上防水等の改修経費を追加するなど、教育費全体で5,203万5,000円を追加しております。 続きまして、歳入でございますが、歳出の各事業の財源といたしまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金3億6,649万6,000円をはじめ、地方創生テレワーク交付金4,850万円及び新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金7,100万円を追加しております。 また、放課後児童健全育成事業所施設整備事業について、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金との財源振替を行いましたことから、県補助金及び市債を減額しております。 続きまして、病院事業会計の補正予算についてご説明を申し上げます。 まず、収益的収入では、看護学校収益で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額により75万2,000円を追加しております。 収益的支出においては、看護学校費で新型コロナウイルス感染症に係る対応として実施する遠隔授業に要する経費として75万2,000円を追加しております。 最後に、水道事業会計の補正予算についてご説明を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、テレワーク環境整備事業に係る所要の経費を計上しております。 収益的収入では、営業外収益で一般会計補助金6万6,000円を追加しております。 収益的支出では、営業費用で通信運搬費としてテレワーク環境利用料6万6,000円を追加しております。 次に、資本的収入では、一般会計出資金として52万1,000円を追加しております。 資本的支出では、会議室のウェブ環境の構築等で52万2,000円を追加しております。 以上が今回お願いいたします補正予算の概要でございます。何とぞよろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由のご説明といたします。 ○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 補正予算について質問します。 補正予算資料4ページ、補正予算書では10ページ、テレワーク推進事業9,700万円あります。これはテレワークを実施する事業者、またはサテライトオフィスを誘致するというものだと思いますけれども、その内容です。場所、入居先にどんなところを考えているのか。そしてプロジェクト事業でマッチングしていくということなんですけれども、それは誰がどのように営業活動をしていくのか、そこのところを教えていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 地方創生テレワーク交付金についてご質問のほうをいただきました。 こちらの内容につきましては、今議員からご質問いただきましたように地方でのサテライトオフィスであったりコワーキングスペースというような形で今までの生活様式とは違った形の新しい生活様式での仕事のほうを引き出しながら地方への新しい人の流れをつくっていくということで場所を整備していくという事業でございます。 こちらの場所、入居者等のことでお尋ねをいただきましたが、現在こちらの交付金につきまして申請中でございます。具体的な入居先、場所というのにつきましては、今後、事業採択になった後に公募をかけさせていただきながら進めてまいりたいと考えております。 それとマッチング等の考え方ということで、こちらのほうにつきましても事業採択になった後、実施いただきます民間施設等の整備をしていただく事業者等と連携を取りながら、行政のほうでも支援しながら進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 幾つか場所の予定があって、それが認可されたらはっきりと公募していくというようなことだと今の回答で認識しました。 そして、民間とも連携を図りながらということでありました、ということはこれは市が主体的にこの事業を進めていくということでいいのかという確認、どこかに委託を出すのかというのを確認したいと思います。 これは名張市の本当にこれからのチャンスのところだと思います。このコロナ禍の中で地方に目が向いている、そこで名張市が活性化していく、経済を回していく、そして人口も減らさないということの施策で本当に大事なものだと思いますので、市がしっかりと中心に座って、民間がこういうのをぜひ名張でもやりたいんだけど、なかなか行政が積極的じゃないから断念したというようなこともこれまでもあったわけです。ですから、しっかりと市が腰を据えてこれを必ず成功させていくという認識を持っていただきたいということです。いかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 市のほうの今回の事業についての関わり方ということでございますが、一応こちらにつきましては事業者のほうが主体となりながら、市が後方支援として人材であったりマッチングの事業者の募集等につきまして一緒に携わっていくことになるかと現在のところは考えております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) これを利用してサテライトオフィスを展開するのは事業者だけれども、この誘致に関しては名張市がしっかりと主体になってやってくださいということを言っているんです。 そして、この事業が何年継続か、これは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金だけでなく国の補助を取ってやると思います。何年計画でどれだけの目標を持っているのか。これをどれだけ成功させていこうという気持ちが、目標があるのか、そこのところを確認したいと思います。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) こちらの事業につきましては、交付金自体は単年度の事業になっております。ただ、KPI等で進出企業数であったり、利用者数であったり移住者数というところがKPIの目標値として一定設定しなければならないことになっておりますので、こちらのほうについては当面3年程度、事業をきちんとフォローしながら進めていくということでこちらの仕組みになっております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 2、3年ということですけれども、名張市として持つ目標はどうですか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 今度、公募させていただきました施設が実際に今のところ、さきにご説明させていただいたかと思うんですが、3施設程度を予定させていただいております。ですので、それぞれの施設で事業者の進出がいただけるように積極的に取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) お願いいたします。 これをきっかけに全国に発信できるような事業展開をしていっていただきたいと思います。これがきっかけでこれを成功させて全国展開できるようにぜひともお願いいたします。 そしてもう一つ、住宅リフォーム助成制度です。 これは補正予算資料では5ページ、補正予算書では10ページ、3,150万円です。 この3,150万円、事業についての事務費も含まれていますけれども、どれだけの件数にどれだけの補助を出していくというめどです。それをもってこの3,150万円というのが決まったと思います。それはどうでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 住宅リフォームのほうの予算規模についてのお尋ねをいただきました。 こちらにつきましては、今まで住環境の整備というのが一つではあるんですが、今回コロナ禍の影響を受けております住宅関連の事業者、特に小規模の事業者というのが非常に打撃を受けているということでございます、こちらのほうに一定数行き渡る程度の金額でということですので、件数としては実際にこれから商工会議所のほうでお諮りいただいて決定していくことになるんですが、50件から100件程度の間で実施していくことになるのではないかと考えております。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この住宅リフォーム助成制度は、域内の経済の好循環に大変効果があると以前から求めていたものです。 この原資、予算よりも2倍、3倍、どんどんとその経済効果が膨らんでいくんだということがほかの実施している自治体でもあります。ぜひとも今回は50件、上限が幾らになるかというのはこれから詳細を決めていくということなんですけれども、これはほかの自治体では市の事業として行い、そして事業者、建設事業者、このリフォームに関わる事業者の仕事起こし、雇用起こし、そして市民、住民の住環境の整備と、そしてそれが域内でお金が回る仕組みということで大変喜ばれるものであります。 今はこの予算で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で3,150万円で10件ということですけれども、その効果が見られた場合、名張市の場合はもう住宅団地がもう何十年経過してリフォームが必要というところが大変ニーズがあるところです。そういったことを踏まえて、この経済効果が大変いいものが成功できれば、名張市として継続していくや額を増やしていく、そういうこともあってもいいと思うんです、そして名張でお金が落ちて回っていくというシステム。このことについて今回はこのような上限で、まだ50件ですけれども、これをやって、その後どんなふうに考えていくのかを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 私どもが既に今空き家のリノベーション事業で取り組ませていただいているものにつきましては、国または県の補助をいただきながら、移住・定住を目的として空き家を減らしていこうということで施策を進めさせていただいてございます。 今回、商工会議所が中心となっていただきまして、従来の空き家を減らす、移住を促すプラス工事業者の裾野を広げる、そちらにも重点を置かれているということでございますが、今私どものやらせていただいている施策につきましては施工業者は市内に本店を置く業者もしくは準市内業者という制約をさせていただいてございますが、今回、なかなか市のほうで業者あっせんをしていくということができないということもございましたので、今回商工会議所にそれをお願いして事業を進めていただこうかということで進めさせていただいてございます。 今後の展開といたしましては、それが今度やられる制度が私どもの国の補助金を頂いている制度と合致していくのかどうかというところもございますので、状況も見ながらですけれども今後の課題といたしたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 市内の事業者が公平公正にこの住宅リフォーム助成制度に関わってちゃんと仕事起こしができる、そういったことをぜひともよろしくお願いいたします。 業者のあっせんということがありましたけども、これまでやっている自治体の様子を見ましたら発注する施主のほうがこの工事をするということで、それを申請すれば助成が受けられる。事業者を別にこちらのほうから決めるあっせんというのではなくて、施主がその事業者を選んで申請をして補助が受けられる、その事業者は市内の事業者があまねく対象になるということでした。 そういったこともぜひとも考慮していただいて公平公正に、そして市内の経済の好循環となる制度を成功させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、全員協議会のときの資料を見ていただきたいんですが、この中で1番目に公共的空間安全・安心事業というのがあります。この中でこれは和式トイレを洋式化する、洋式トイレを機能変更するというのはシャワートイレにするとそういうことだと思うんです。それで、あと水洗を自動水洗にすると、これをやるのに何か配管を替えたりするようなことはやるんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 基本的に水道の配管の他の工事はないかと思います。ただ、当然便器の入替えということですので、床のはつりであったり、あるいは今和式トイレと洋式トイレを比べたときに洋式トイレのほうが長さが若干長い、和式トイレのほうが当然長さが短いということになっていますので、真ん中の仕切りについてどう行っていくのかということは出てくるのかなというふうに想定をしております。 あとは、電気工事が要る、これは自動水洗のほうは今想定をしておりますのは自家発電式と申しますか、自分の水流を持って発電をしていくというやり方を想定をしておりますので、こちらのほうについては電気は必要ないんですけれども、便座のほうについては電気工事が必要になってこようと思います。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 普通、和式を洋式に替えると、あるいは洋式トイレを機能式トイレに替えるという場合、工事屋さんがみんな勝手にやってくれるんですけど、これに対して設計業務というのが123万円ついているんです。これはどんな設計をするんですか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 先ほど申し上げましたように、基本的には1つのトイレを和式から洋式に替えるということではなくて、今洋式と和式が並んでいる、女子トイレですと3つ並んでます、男子トイレですと2つ並んでます、そういったところの間仕切りの変更も場合によっては必要。最低限必要なのは扉の開閉等の改良が必要であるということと、もう一つは当然床を触るあたりの左官工事、あと電気の配線工事、そのあたりの設計であったり図面起こしというのを想定をしております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 私は、いろいろな名張市の工事関係を見ていて、何でこんなところに設計が要るんだろうと常に不審に思ってるんです。 というのは、これは前例主義じゃないだろうかと、今までこういうときは設計から始まって予定価格が出てとかというようなそういう仕組みができていて、それをちゃんと踏襲してると、そこに無駄があるんじゃないかなと思っているんです。 ですから、この設計に関しては、例えばほかの水洗トイレも僅か3基とか2基とかですので設計は当然ついてないですけど、以前からそのエアコンのときからみんな不審に思ってるんです。 ですから、この辺のところはぜひ見直していただきたいなと思うのと、それから今回保育所のトイレ、これを3基変更して1基新規にすると、4基です。そしてまた、ADSホール、和式を洋式に2基すると、この辺の価格差というのが非常に大きいんですけど、保育所の場合は4基を、新規が1基ありますので和式を洋式にするほうがより費用がかかるんじゃないかと、工事費用がかかるんじゃないかと思うんですけど、少なくとも同じと見て256万円、これを4基で分けると64万円になるんです、1基当たり。 ところが、ADSホールは和式を洋式に2基する、これは2基で73万7,000円、およそ37万円。64万円と37万円、ここで27万円の差が出てるんですけど、これは何の違いでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 公立保育所等の便器の和式から洋式への変更でございますけれども、数等につきましては先ほどご紹介いただいた内容でございますけれども、中にはこの洋式をする際に少しタイプの違うものに変更するのも1基予定をしてございます。 ADSホールの設計と今比較を具体にした内容を持ち合わせておりませんので、それについてはまた後日確認をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) ADSホールのトイレの改修についてお尋ねをいただきました。 このADSホールのトイレの改修に当たりましては、現地を当然確認させていただくと、先ほど一般的に総務部長がお答えをさせていただいたとおりで和式トイレを洋式化するについてはそのスペースの問題やら扉の問題、いろんな問題が重なって起こってくるんですけれども、ことADSホールに関しますとスペース的にも十分今の和式トイレを洋式トイレに便器を替えるだけでスペースを変えたりだとかそういったものがあまり必要ないということを現場で確認をさせていただいて、当然タイルの補修であったり配管の見直しだったりは起こってくるわけですけれども大きな工事にならないということで、最終的に精査をいたしますと今予算で上げさせていただいていますように73万7,000円で2基改修できるということで計上させていただいております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 一般家庭で普通の和式トイレを洋式トイレに替える、これの費用は大体20万円です。それだけ申しておきます、高いということを。 それから、この和式トイレを洋式に替えるというのにトイレの床に付着したウイルスを含む尿が利用者の靴を介して拡散するのを防止するためと、そういうことなんですね、新型コロナウイルス感染症対応として。 今、小・中学校の和式トイレというのは幾つぐらいあるんでしょうか。たくさんか少ないかだけでもいいですけれども。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 一部、大規模改修によって洋式トイレを設置をさせていただいている学校がありますけれども、割合からすると当然和式トイレは多いというふうに認識しています。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) ということは、小・中学生はこの新型コロナウイルス感染症対応は要らないということでやらないんでしょうか。というのは、市庁舎はやるわけですよね。子供は後回しでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 後回しというようなご発言がありましたけれども、決して後回しとかということを考えているわけでは到底ありません。 先ほどもお答えいたしましたように、この小・中学校のトイレ数、学校数というのは19校あるわけで、それらを全て替えるとなると膨大な予算が必要になってまいります。この新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金において以前にもお答えをさせていただいたかと思うんですけども、全市的に見て優先順位を決めて全庁的に考える中で今このたびの予算に計上はされておりませんけれども、併せて学校施設については当然文部科学省の補助もございますのでそういったものを十分活用しながら効率的にこの事業を一日も早く進めるように私どもは鋭意努力をしているところです。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 苦しいですね。あまり時間がないんで早く言いますけれども、前回のときに子供たちに手洗い場所の自動栓の話もしました、そしたら自動じゃなくて手の裏や肘で調節するそういう水道栓を考えているとおっしゃいました、それは検討したんですか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 具体的に事業費も積算をしながら、今回のこの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に何とか対象にならないかということで、これは全庁的な作業の中の一つとして私ども教育委員会としても要望をさせていただいたわけですけれども、優先順位の中で今もってこの予算の計上の対象にはなっていないということです。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) ということは、検討してそれで提出したと。幾らぐらいの金額になったんですか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) すみません、ただいま詳細な資料を持ち合わせてはおりませんけれども、たしか私の記憶では1,700万円ぐらいの予算計上を考えたかと思っています。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 教育委員会の管轄で体育館の屋根の修理、これ五千何百万円か出していますよね。何のための新型コロナウイルス感染症対策なのか、避難所として使えるようにすると。避難所というのは災害が起こったときの避難所ですよね。いつ起こるか分からない、起こるか起こらんかも分からない。そういうことが優先されて、毎日の子供たちの健康に関わりのあるのが後回しにされる。それが教育委員会の考え方ですか。 実際に子供たちが、私たち大人が感染するのと子供が感染するのは違うんです。重症化しないとかというメリットはあっても、子供たちが感染したときに一番問題になるのは学級閉鎖や休校なんです。そのことによって子供たちの勉強が遅れていく、これが非常に大きな損害になるから、ただ新型コロナウイルス感染という表面的なところだけ見たら後回しでもいいという考えがそれは決して間違っているとは思わないです、子供は重症化しないという点から考えたら。 しかし、子供たちがかかったときには非常に大きな影響を及ぼすと、そのようなことを考えたことはありませんか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 当然、子供たちの安全であったり、保護者の方々の安心であったりそれは本当に重要なことだと思っています。 あわせて、災害時に、この災害というのはいつ起こるかも分からない、今起こるかも分からない、明日起こるかも分からない、そういったことにいち早く対応できるようにしっかりと施設なりを整備する、これも非常に重要なことだと思っています。私どもは両方とも非常に重要なことだと考えています。 まして、これが子供たちの安心、安全が後回しでいいなんていうことは一言も申し上げていません。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 申し上げれないですよね。でもやっていることはそうじゃないですか。 例えば、避難所という考え方、今の時代、避難所を設けてみんなに入ってもらう、新型コロナウイルス感染症対策して入れるわけないですよ、人数が。今、避難所というのは自宅避難、これがメインの考え方に変わってきているわけです。 ですから、そういういつ起こるか分からない、それに本心を言えば傷んだ屋根を早く直したい。たまたまこれが口実がつくからということでやってると思うんですけど、子供たちの安全・安心というのをおろそかにしてるなんて言えるはずがない、言うてないのは当たり前です。 もっと子供のほうにフォーカスしてください、教育委員会は。ほかの予算を取ってきてでも子供たちが大事だということを主張していただきたい。これがもうずっと欠けていると思っています。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 総合体育館のことで再度お尋ねいただいていますけれども、この総合体育館の非常に重要なところは、災害時において当然避難所という機能もありますけれども災害支援物資の拠点の、これ名張市の大きな施設でございます、こちらをしっかり使用できるようにしておかないと本当に災害時に十分対応できないということになりますので、それを私どもは考えております。 あわせて、先ほど水洗の改修事業の中で自動水洗ではなく手押しの水洗の事業費は幾ら見込んでいるかというご質問に対して、私、1,700万円程度というふうに記憶で申し上げましたけれども、実際は1,471万8,000円を見込んでおりました。 以上です。 ○議長(常俊朋子) ほかに質疑はございませんか。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第31号から議案第33号までの3議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第31号から議案第33号までの3議案につきましては委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第31号から議案第33号までの3議案について一括採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第31号から議案第33号までの3議案はいずれも原案のとおり可決されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第8   議案第34号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて ○議長(常俊朋子) 日程第8、第34号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第34号、固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 この議案は、3月31日をもって任期が満了いたします固定資産評価審査委員会委員竹内昭嘉氏の後任として、再度同氏を選任することにつき、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。 ご承知のとおり、竹内氏は地方行政に精通され、固定資産評価審査委員会委員としてまさに適任者であると確信し、引き続き委員をお願いするものであります。 何とぞよろしくご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由のご説明といたします。 ○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第34号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号につきましては委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第34号について採決いたします。 本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号は同意することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9   議案第35号 人権擁護委員の推薦について ○議長(常俊朋子) 日程第9、議案第35号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第35号、人権擁護委員の推薦につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 この議案は、人権擁護委員山本進氏の任期が満了することに伴い、人権擁護委員法第6条第3項の定めるところにより、法務大臣に後任委員候補者の推薦手続をいたしたく、議会の同意をお願いするものでございます。 山本氏は、人権擁護委員に就任以来、3期9年にわたり、人権相談をはじめとした職務に献身的にご努力をいただいており、今後もさらに充実した人権擁護活動を行っていただけることと確信し、再度推薦しようとするものであります。 何とぞよろしくご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由のご説明といたします。 ○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。  (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第35号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第35号につきましては委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第35号について採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。  (「議長」と呼ぶ者あり) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) 先ほど議員提出議案第3号の討論につきまして、福田議員のほうからもご指摘をいただきました、私のほうも議会運営委員長として倫理規程に基づく違反、これは当然であります。 しかしながら、議長の専権事項を定めている地方自治法第129条、そして地方議員が会議もしくは委員会で発言する言動、これの制限が書かれている第132条、そして先ほど多くの議員が違和感を感じた中で、今後第134条以下懲罰に関わることが閉会後に話し合われる可能性がございます。 ですから、議長の配慮によって、この場で閉会前にその継続の審議、そしてまた議会運営委員会を中心に話合いをしていくということを宣言していただくか議決をしていただくようにご要望いたします。  (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 福田議員、細矢議会運営委員長がおっしゃられましたけども、議場の秩序といいますか到底容認、看過できないご発言が柏議員からあったことは確かでございますので、しかるべき対応を取っていただきたい、会派長並びにご本人にその真意をお尋ねもしていただかなければならんだろうなというふうに私は思っております。 明らかに一線を越えてしまっているなと、突き抜けたご発言だなと、言っていいことと悪いことというのがありますよと、名張弁で言ったら調子ばっているという話なんですけども、まさに私に対しては最低な議員というふうな形で、あなたに言われる筋合いなんか全くないわけでして、無礼千万、侮辱、議場たる、本当にこんな議場の中であなたに最低の議員などと言われる筋合いも全くなくて、この辺のところを精査していただきたいというふうに思いますし、まして監査委員の選任同意の提案理由の市長の提案理由にまで言及した、人事案件にまで言及されていると、どこからどんな話になってくるんだと、これも行き過ぎたるや甚だしいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしておきたいというふうに思ってます。 供託しろなんていうのは図星そのものです。図星されたら腹が立つからそういうことを言うんでしょうけれども、よろしくお願いしておきます。議長と議会運営委員会の委員長にお願いしておきます。 ○議長(常俊朋子) ただいま細矢一宏議員並びに森脇和徳議員からのご提案がございました調査について、閉会時の継続調査とすることについてご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) 異議なしと認めます。よって、閉会中も継続調査をすることに決しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので、この際これを許可します。 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。 議員の皆様には、去る3月2日の開会以来、本日まで終始ご熱心にご審議を賜りまして、令和3年度名張市一般会計予算をはじめ、提出させていただきました全ての議案を滞りなく議了いただき、誠にありがとうございました。 本会議、あるいは委員会を通じまして、財政経営をはじめ新型コロナウイルス感染症の対応対策、福祉・教育・市立病院経営などの重要課題につきまして、多岐にわたるご意見やご提案を頂戴いたしました。議員の皆様からのご意見、ご提案を真摯に受け止め、今後これらを十分尊重いたしまして施策の推進に努めてまいりたいと存じます。 新型コロナワクチン接種につきましては、一部の医療従事者への1回目の接種を3月15日から5日間に分けて実施いたしました。また、おおむね3週間後を目途に2回目の接種を行うこととなってございます。 本市では、まずは医療従事者への接種を完了することを優先させていただきたいと考えており、その後はワクチンの供給数量が非常に限定されている状況等を踏まえ、高齢者施設の入所者の方々からワクチンを接種いただけるよう検討を進めております。 なお、一日でも早く市民の皆様へのワクチン接種がかないますよう、関係機関との調整をはじめ全庁挙げて準備を進めておりますので、引き続きのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 今日まで議員の皆様方から多大のご指導、ご鞭撻を賜ってまいりました職員がこの3月末をもちまして退職することになりますが、先日来、退職職員に対し議員の皆様から心からのねぎらいのお言葉を賜り、誠にありがとうございました。 私といたしましても、今日までおのおのの職員の尽力によってつつがなく各種施策を推進してまいることができましたことに、深く感謝の意を表したいと存じます。退職される皆さんには、これまでの数々のご功績と長年のご労苦に深く敬意を表しますとともに、今後ますますのご健康でご活躍されることをお祈りいたします。 後になりましたが、議員の皆様方におかれましては、コロナ禍ではございますが健康に十分にご留意をいただき、ますますのご活躍をご祈念申し上げます。 以上、甚だ簡単ではございますが、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
    ○議長(常俊朋子) 以上をもちまして今期定例会に付議された事件は全て終了いたしました。 令和3年3月第397回定例会はこれにて閉会いたします。     午後3時8分閉会~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員...